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資生堂オープンイノベーションプログラム「fibona」始動、ビューティ分野の革新を目指す

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資生堂は7月1日、スタートアップ企業との連携の機会を創出するオープンイノベーションプログラム「fibona」(フィボナ)を発表した。

同社はこのプログラムによって「国内外の最先端研究機関、異業種など多様な知と人の融合によって、Beauty分野でこれまでにない価値を生み出していくこと」を目指す。プログラムのテーマを「Beauty Wellness」と定め、新たな研究で連携できるスタートアップを広く募集する。

同プログラムへ参加することで、資生堂社員によるメンタリングが受けられるほか、4月に竣工したばかりの同社グローバルイノベーションセンターのコラボレーションラボ(横浜市西区)での活動やネットワークへの参加などが可能になる。

また、デモデイにおけるプレゼンテーション機会の提供が与えられるほか、優れた研究アイデアについては共同研究、優れたビジネスアイデアについてはビジネス化に向けたPoC、事業・業務提携、出資などを検討する。

オープンイノベーションプログラム「fibona」について語る、資生堂でR&D戦略部長を務める荒木秀文氏

募集要件は、前述のBeauty Wellnessに沿った事業で、具体的には資生堂の従来の事業セグメントに限らず、 広くBeauty(美容)やWellness(健康)分野に貢献できるアイデアを有するスタートアップ。ただしアイデアベースでの参加はNGで、自社の製品・サービスまたはプロトタイプを有し、同プログラムのへの応募の時点で商業登記が完了している必要がある。

応募締切は7月26日と募集期間が26日しかないので注意。審査基準は、アイデアの新規性、ビューティーとの親和性、具体性や実現性の高さ、将来性や競合優位性の4点だ。プログラム採択の合否は、8月中旬~下旬に電子メールで通知される。

なお、プロジェクト担当者による事前相談会を7月12日に横浜(資生堂S/PARK 2F S/PARK Plaza)、7月18日に銀座(資生堂銀座ビル 3F 花椿ホール)で開催する。いずれも19時スタートとなる。

【2019.07.02 20:00追記】7月2日20時にfibonaのウェブページを確認したところ、応募条件とされていた「事業開始からおよそ10年以上であること」という文言が削除されていることを確認した。10年以上という条件は、昨年上場を果たしたメルカリでさえ応募できない狭き門。この要件を満たす企業として真っ先に思い浮かんだのは、6月に上場したばかりのSansanぐらいだった。応募条件が変更されたのかどうか現在資生堂に確認中だが、まずはひと安心。

【2019.07.03 01:00追記】資生堂からは「事業開始からおよそ10年以上であること」という文言を削除したのは、単純な社内の確認ミスが大前提にあったと回答があった。同社R&D戦略部からは「R&Dという部門の特性上、研究という視点で見た際にシードやアーリーも共同研究の対象となりうるため、10年の記載は変更しました」とコメントがあった。資生堂の確約がとれたので、Beauty Wellnessに沿ったプロダクトやサービスを開発しているスタートアップにとっては資生堂のR&D部門と組める可能性がある絶好のチャンスだ。

【2019.07.03 01:00修正】
資生堂からの回答により、資生堂オープンイノベーションプログラム「fibona」の応募条件を変更しました。お詫びして修正いたします。