HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND
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博報堂が100億円規模のCVC設立、スタートアップとの連携深める

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博報堂DYホールディングスは7月1日、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)として博報堂DYベンチャーズを設立したことを発表した。スタートアップ企業との連携を深めて、テクノロジーを活用した新たなビジネスモデルの創出を狙うのが目的だ。ファンドの名称は「HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND」となる。

博報堂DYホールディングスが5月に発表した新中期経営計画期間である2019年度〜2023年度の 5カ年に、スタートアップ企業に100億円規模の投資を実施する予定だ。

投資だけでなく、クリエイティブ、マーケティング・データ、メディア・コンテンツ、ビジネスデベロップメントなどの各領域における博報堂DYグループの専門人材を同ファンドの「カタリスト」(触媒)として参画させ、同社の資産を活用したサービスやプロダクトの創出も狙う。

投資する分野として同社は、革新的なテクノロジーを保有する企業、新たなビジネスモデルを創出する企業を挙げている。また投資ステージは、国内を中心としたシードからレイターまで幅広いステージをカバーする。つまり、かなり広い領域で、さまざまなステージのスタートアップとの協業を考えているようだ。

CVCを立ち上げた理由として同社は、「テクノロジーの進化が今後益々進むことで、生活者が身の回りのさまざまな場所に新たに出現するタッチポイントを通じて情報行動・購買行動などをリードする、生活者中心の社会が本格的に到来すると考えています。生活者発想をDNAとして持つ当社グループとしては、新たな市場をつくっていこうという気概のあるベンチャー企業との共創を深めることで、テクノロジーと創造力を駆使しながら、生活者にとって技術と生活が馴染んだ心地よい未来をデザインしていけると考えています」とコメント。

協業するスタートアップについては「SaaSや広告・マーケティング領域にとどまらず、テクノロジーの飛躍的な進化に貢献するスタートアップや企業や生活者に新たな枠組みを提供するビジネスモデルを構築していくスタートアップへの投資・協業を視野に入れることで、イノベーション創出をリードする存在でありたいと考えています」と同社。

ファンドの運営については「運用期間については10年程度を想定しており、投資リターンを前提としながらベンチャー企業と博報堂DYグループの共創による新たな価値の創造を目指していきます。博報堂DYホールディングスをLP(リミテッドパートナー、有限責任者)とし、博報堂DYベンチャーズがGP(ジェネラルパートナー、無限責任者)となってHAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND投資事業有限責任組合を運用していきます。投資は国内中心で、海外については今後具体的な検討を進めていく予定です」という方針のようだ。