アップルのティム・クック氏がWSJ報道への不満を「メール」に書く

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Apple(アップル)のCEOであるTim Cook(ティム・クック)氏は、The Wall Street Journal(WSJ、ウォールストリートジャーナル)の報道をあまり喜んでいない。Jony Ive(ジョニー・アイブ)氏がアップルを離れ、デザインチームのレベルが低下したとWSJが報じた翌日、クック氏はNBCのレポーター宛のメールで、記事を書いた記者に直接反論するという異例の行動を起こした。

「あの記事はでたらめだ」とクック氏は書いた。「ほとんどの内容が、もちろん結末も現実と一致していない」。

クック氏が、彼の会社と彼自身についてネガティブなことを書いた記事に対してネガティブな反応をしているのはもちろんだ。彼のメールは、記事の誤りも示唆しているが、具体的に何が誤りかは指摘していない。

記事は、アイブ氏が「CEOのティム・クックk氏率いる経営第一の企業方針に苛立ちを募らせていた」ことを報じ、さらに「デザインチームのメンバーはほとんどクック氏と会っていない。同氏は製品開発のプロセスに興味がないように見えた。それがアイブ氏の意欲をそいだ」と書いている。

クック氏にとってこのメールを送ることは、会社の評判を守るために報道を攻撃するという、少々スティーブ・ジョブズ的行動と言える。これまで不快な記事への対応は広報部にまかせていたと見られているクック氏としてはかなり異例だ。

昨年10月のSupermicro(スーパーマイクロ)のハッキング問題に関するBloomberg(ブルームバーグ)の記事に対するクック氏の反論はもっと直接的で、当時も注目された。ブルームバーグの記事が同社の情報セキュリティに関わる核心に触れ、消費者の信頼を揺るがそうとするものだったのに対し、WSJの記事はアップルの伝承と事業中心の巨人としての同社の位置づけを脅かす内容だ」。

TechCrunchはWSJにコメントを求めている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook