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音楽配信を支援するUnitedMastersがミュージシャン向けiPhoneアプリを提供開始

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2019年上期のアプリ売上高は4.3兆億円、前年同期から15%アップ

レコードレーベルに代わる音楽レーベル流通スタートアップで、Google(グーグル)の親会社であるAlphabet(アルファベット)の出資を受けているUnitedMastersは米国時間7月4日、アーティスト向けのiPhoneアプリをリリースした。

ウェブでしか利用できなかった同社のサービスを、このiPhoneアプリで利用できるようになる。アーティストは自分の作品をiCloudやDropboxから、あるいはテキストメッセージから直接アップロードし、Spotify、Apple Music、Tidalといったあらゆるストリーミングプラットフォームに配信できる。UnitedMastersは配信手続きやパフォーマンスの分析を実施し、配信売上の10%を受け取る。ただしコンテンツの権利はアーティストが100%保持する。

UnitedMastersはBose、NBA、 AT&Tといったブランドパートナーとも連携して、ブランド資産と配信コンテンツのマーケティング利用も管理する。アーティストはPayPal経由で支払いを受け取る。アーティストのソーシャルアカウントと関連づけて、オンラインのプレゼンスを音楽に結びつけることもできる。

アーティストはこのアプリを使って曲に加えて高品質のカバーアートもアップロードする。さらに制作に参加したプロデューサーや、露骨な歌詞を含んでいないかといった情報も入力し、すべてまとめてリリースできる。リリース日を指定すれば、コンテンツの承認待ちを経てどのサービスでもその日に配信が開始されるようにUnitedMastersが最善を尽くす。

UnitedMastersはInterscope Recordsの社長だったSteve Stoute(スティーブ・スタウト)氏が設立した。アンドリーセン・ホロウィッツと20世紀フォックスも同社に出資している。同社は、旧来のレーベルモデルでは権利を奪われ、リスナーが本当に音楽を聴いているサービスで配信したいと願う新世代のアーティストの支援を目指している。iPhoneで配信までのプロセス全体を管理することは、まさに現代のリスナー層との親和性が高い。

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(翻訳:Kaori Koyama)