テスラの自動運転オプションが8月に最大約11万円値上げ

次の記事

Facebookは独自暗号通貨Libraのプライバシー保護監督をスイスの規制機関に依頼していなかった

Tesla(テスラ)車に搭載する自動運転機能オプションがさらに値上げされる。まだ完全に実用化されていないこの機能の値を同社が上げるのは、この数カ月間で2回目だ。

TeslaのCEOであるElon Musk(イーロン・マスク)氏は米国時間7月17日、完全自動運転オプションの価格が8月16日から最大1000ドル(約10.8万円)上がる、とツイートした。将来完全に自動運転能力を有するようになるとマスク氏が約束しているフルセルフドライビング(FSD)は現在6000ドル(約65万円)する。

マスク氏は以前、FSDは「何回か値上げされるだろう」と語っていた。5000ドルから6000ドルになった最初の値上げは5月1日に実行された。以前のツイートで同氏は、値上げ額は全部で3000ドルちょっとくらいになるかもしれないと言っていた。つまり、Tesla車購入者は今回の値上げ以降もさらに値が上がることを覚悟しなければならない。

これは戦略の一環で、値上げのツイートに続き、マスク氏は「FSDオプションは数カ月ごとに値上げされるだろう。早く購入すると得だ」とも発信した。

Tesla車は自動運転ではない。最終的にフル自動運転になるまで、高度運転支援システムは改善され続けるとマスク氏は約束している。

Tesla車には、アダプティブクルーズコントロール(定速走行・車間距離制御装置)とレーンステアリングを提供する高度運転支援システム「Autopilot」が標準装備されている。Teslaはかつてこの機能も有料で販売していたが、2019年4月に標準装備にした。

Autopilotよりも高機能なバージョンがFSDだ。FSDには、パーキング機能の「Summon」や、インターチェンジや車線変更を含む、高速道路の出口車線へ車を誘導するアクティブガイダンスシステムNavigate on Autopilotがある。ドライバーがナビゲーションシステムに目的地を入力すると、Navigate on Autopilotを利用できるようになる。

Teslaは2016年10月に、すべての車に「フル自動運転」に必要なハードウェアが装備されるだろう、と発表した。その後同社はハードウェアについて修正し、2019年春から新車には新カスタムコンピューターチップが搭載されている。

ゆくゆくは自動運転を提供するというオプションをTeslaが有料で提供するようになってから3年近くがたつ。そして顧客はまだ待たされ続けている。

TeslaはNavigate on Autopilotと広範なFSDの改善を無線でのソフトウェアアップデートを通じて続けている。Teslaはウェブサイトで、FSDは間もなく信号や停止サインを認識して反応できるようになり、街中の道路でも自動運転ができるようになる、と案内している。

[原文へ]

(翻訳:Mizoguchi)