ダイムラーとボッシュの無人駐車機能は人間の監督なしでの運用を認可

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AIベースの自動運転システムが真に自律的なものになるための長い道のりの上で、私たちはまた新しいマイルストーンに達した。

このたびダイムラーとボッシュは、運転席に安全ドライバーを乗せることなく、その自律無人駐車機能を運用する認可を、ドイツの規制当局から得た。この認可が得られたのは、両社が同技術に対して共同作業を始めて4年後のことだ。

「規制当局によるこの決定は、自動駐車サービスのようなイノベーションが、まず最初にドイツで可能になるだろうということを示すものです」と声明で述べたのはボッシュの役員会メンバーであるマークス・ハイン(Markus Heyn)博士だ。「無人運転ならびに無人駐車は、将来のモビリティを構成する重要な構成要素です。今回の自動駐車システムによって、私たちがこの開発パスの上で既にどれほど進んでいるのかが示せました」。

SAE(米国自動車技術会)によって定義された自動運転レベル4では、自動車が、ある特定の条件下では人間の介在なしに全ての運転局面に対応することになっている。これまでのところ、他にもレベル4の試行は色々行われて来ているが、それらは全て運転席に安全要員として人間を乗せたものだ。

世界最大の自動車技術およびハードウェアサプライヤの1つであるボッシュは、自動駐車機能のインフラストラクチャ部分を担当する。これは、ダイムラーによるメルセデスベンツ車の車両技術と連携して機能する。利用者は、スマートフォンアプリを介して自動駐車サービスにアクセスする。

ボッシュとダイムラーは、2015年に完全自動無人駐車機能の開発を開始していた。当初のパートナーシップには、ダイムラーのカーシェアリング部門car2goが参加していた。彼らは2017年に、メルセデス・ベンツミュージアムの駐車場で、いわゆる自動駐車サービスをお披露目した。翌年には、徹底的なテストを経て、ミュージアムの訪問者は自動駐車サービスをテストすることができるようになった。ただし、ただ1つの重要な制限と共に。それは人間の安全ドライバーが常に運転席に座っていなければならないというものだ。

訪問者たちはスマートフォンのアプリを使って、施設の車を予約することができた。予約した車は、駐車場の中の指定されたピックアップスポットに自動的にやって来る。訪問者は車を乗り終えたら、返却ゾーンに車を戻す。その後、返却ゾーンに置かれた車は、駐車場のインフラストラクチャと車内センサーによって誘導されて、割り当てられた駐車位置まで自力で移動する。

このときのパイロットプログラムはやや自動化の範囲が狭く、安全ドライバーが必ず乗っているように制限がかけられていた。だが、このプログラムは、ボッシュ、ダイムラー、そしてドイツで自動運転機能の導入を望んでいる他の会社にとってさえ、重要な目的を果たした。

ドイツには、運転手がいない自動運転機能に対する正式な承認プロセスは存在しない。最初の段階から、ボッシュとダイムラーは、シュツットガルトとバーデンヴュルテンベルク州の運輸省の当局、そしてドイツの認証組織TÜV Rheinlandの専門家たちを招き入れていた。

ご想像の通り、このグループはボッシュとダイムラーの駐車機能の安全性を評価した。しかしこのプロセスは、シュツットガルトの1駐車場で行われたパイロットプロジェクトの枠を超えて、規制当局が使うことのできる、検証と認証の基準のためのガイドラインの作成に役立ったのだ。

たとえば、ボッシュとダイムラーは、このパイロットプロジェクトでライトのコンセプトをテストした。両社は、青緑色のライトを使用して、車両が自動運転モードになっていることを示し、通行人や他の道路利用者たちに、その車両が自律運転していることを知らせたのだ。最近発行されたSAE規格3134は、これらのライトテストに関する、ボッシュとダイムラーによる洞察を反映している。

だがこれは、ボッシュとダイムラーが共同開発する唯一のプロジェクトではない。両社は2017年に、「次の10年区切りの初めまでに」、完全自動運転車を都会の路上に登場させるためのパートナーシップを結んでいる。昨年両社はカリフォルニア州サンノゼで、robotaxiサービスを試験運行する計画を発表した。

この自動化されたメルセデス・ベンツSクラスの車両を利用する予定のrobotaxiの試験運行は、2019年後半にもダウンタウンとサンノゼ西部の間にあるサン・カルロスとスティーブンス・クリークに挟まれた限られたエリアで開始される予定だ。今回のパイロットプロジェクトでは、ダイムラー・モビリティ・サービスが運営するオンデマンドの配車サービスアプリケーションを使用する。

運行はすべて安全ドライバーによって監視される。

一方、ボッシュは、自動運転車、スマートホーム、そしてスマートシティのインフラに使用される半導体を製造するためにデザインされた、11億ドル(約1190億円)の施設を建設中である。このドレスデンを拠点とするチップ製造工場は、2021年に半導体の商業生産を開始する予定である。建設は2019年に完了する予定だ。

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(翻訳:sako)