フォードが公共交通機関向けソフト開発のJourneyを買収

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新たなモビリティ事業の拡大を模索しているFord(フォード)は、車両トラッキングソフトウェアと公共交通機関向けのアプリベース技術開発のJourney Holding(ジャーニー・ホールディングス)を買収する。

Journey Holdingは、フォードの輸送サービスを手がけている子会社であるFord Smart Mobility(フォード・スマート・モビリティ)に組み入れられる。買収の条件は公開されていない。これとは別にFordは7月30日、モバイルロボティックとリアルタイムシミュレーションで知られるロボティックの小さな会社で防衛請負業者のQuantum Signal(クァンタム・シグナル)を買収したと発表した。

Journeyの買収は、人々や都市が現在、そして将来必要とする交通関連のサービスのエコシステムをつくるためにCEOのJim Hackett(ジム・ハケット)氏が1年以上前に示した幅広い展望の一部だ。フォードにとって今回の買収は、2018年のAutonomic(オートノミック)とTransloc(トランスロック)の買収に続くものだ。

そうしたサービスでは、フォードが所有するSpinのスクーターを見つけたり、バスやオンデマンドシャトルを手配したりするためのアプリを活用することになるかもしれない。そして将来は、自動運転車両の検索と呼び出しもそこに含まれる可能性がある。

Journeyは、フォードが2018年に買収したトランジットテクノロジー事業のTranslocに統合される。Translocはオンデマンドのシャトルを含むトランジットサービスを管理するのを手伝うソフトウェアを開発している。

フォードは、JourneyとTranslocが合体したときの組織の名称は今後発表すると話した。

Journey Holdingは、インディアナポリス拠点のDoubleMap(ダブルマップ)とソルトレイクシティ拠点のRide Systems(ライド・システムズ)の2社が合併して2018年に設立された会社だ。Journeyは地方自治体や大学、企業に所有車両を管理するためのソフトウェアを提供している。同社はまた、ユーザーがシャトルやバス、他の公共交通機関のスケジュールを確かめたり位置を確認したりできるアプリも開発した。

TranslocのCEOであるDoug Kaufman(ダグ・カフマン)氏は8月16日付で新会社を退社し、Ride Systemsを2007年に設立したJourney HoldingのCEOであるJustin Rees(ジャスティン・リース)氏が、Kelly Rees(ケリー・リース)氏やBen Haynie(ベン・ヘイニー)氏とともに新会社を引っ張る。

両社合わせて社員200人を抱える新会社は1200の都市、大学、法人施設、企業に固定ルートの交通やマイクロトランジットオンデマンド交通、その他の関連エリアのためのソフトウェアを提供する。

「トランジットテクノロジー企業の組み合わせは、都市がよりシームレスで生産的、そしてアクセスしやすい交通ソリューションを市民や一時滞在者に提供するのを手伝うという取り組みを加速させる」と、Ford Mobilityのマーケティング部門副社長であるBrett Wheatley(ブレット・ウィートレイ)氏は発表文の中で述べた。「これはまた、Spinの電動スクーターやGoRideヘルスサービスのような我々が抱えるその他のモビリティソリューションに客を呼び込むための鍵となる」。

これらのサービスはゆくゆくは、あらゆる種類の交通車両を統合して管理できるようFordが自治体向けに開発したクラウドベースのオープンプラットフォームのTransportation Mobility Cloudの一部となるはずだ。

イメージクレジット:Sam VarnHagen

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(翻訳:Mizoguchi)