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Airbnbが法人向け長期滞在プラットフォームのUrbandoorを買収、ビジネス客取り込みへ

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Airbnbは米国時間8月5日、法人クライアントに長期滞在を提供するプラットフォームのUrbandoorの買収を発表した。買収の詳細は明らかにされていない。

Crunchbaseによると、Urbandoorは2015年に設立された。UrbandoorがAirbnbと異なる大きな点は、ビジネス客や配置転換に特化しているということだけでなく、Urbandoorが借り手とではなく複数家族のオーナーと直接交渉してきたということだ。

言い換えれば、 UrbandoorはGreystarなどの大手不動産会社や長期滞在レンタルが有益なものであると確信しているビルのオーナーと競合していた。Urbandoorの財務状況は明らかではないが、実際、GreystarはUrbandoorに出資していた。

今回の買収で、Airbnbの目標は2つある。

1つ目は、急成長中を続けているビジネス客向けAirbnb for Workへの物件の供給を増やすことだ。もともとは、プラットフォームの全予約の15%を占めるAirbnbの法人部門Airbnb for Businessとして立ち上げられ、2015年から2016年にかけては3倍に成長し、そして2016年から2017年にかけても同じ成長を示した。Airbnbによると、企業50万社が出張の手配で同社のサービスを活用している。

Airbnbの不動産に対するクライアントの需要は十分あるようだが供給が問題だ。法人クライアントは平均的なAirbnb物件ではなく、ドアマンがいたりジムを備えているなどアメニティが充実した物件を求めている。これは長期滞在についても然りだ。

Urbandoorは供給面で物件の増加に寄与する。Urbandoorの物件は世界60カ国1500都市超にまたがる。

Airbnbにとって2つ目のゴールは、やや込み入ったものだ。貸し手はプラットフォームを通じて臨時収入を得ている一方で、企業価値350億ドルのこの企業はビルオーナーとのビジネスでは問題を抱えている。

Urbandoorは長期滞在でそうした複数家族のオーナーと関係を築いてきた。買収により、Airbnbはこうしたオーナーに、短期滞在はさておき、価値について再考を促すことができ、またいくつかのケースでは貸し手を迂回することができるかもしれない。

Urbandoorの共同創業者Erik Eccles(エリック・エクルズ)氏は声明文で以下のように述べている。

出張したり異動する人たちに、毎回どこにおいても適切なアパートを提供したくてUrbandoorを始めた。Airbnb傘下になることで、Airbnb旅行客にさらに素敵な滞在場所を提供すべく、複数家族のオーナーや法人住宅のパートナーとともに取り組みを拡大することができる。

今回の買収で、UrbandoorのチームはAirbnbに移る。Urbandoorブランドをなくす予定は今のところない。

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(翻訳:Mizoguchi)