ジンバル(用語)
Smooth-Q2
Zhiyun

コンパクトで高性能な3軸安定スマホ用ジンバル「Smooth-Q2」

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 中国のZhiyun(智雲、ジウン)はこの5年間スマートフォンやデジタルカメラで安定した動画を撮影するときに必須となるジンバルを多数リリースしてきた。当初に比べてZhiyun製品の機能、信頼性は飛躍的にアップしているが、今回Kickstarter(キックスターター)で出資を募っているスマートフォン用ジンバル「Smooth-Q2」は優れモノだと思う。

Smooth-Q2の最大のセールスポイントはコンパクトさだろう。プロレベルの動画撮影に必要な機能がフルに装備されているにもかかわらず、同社の表現を借りれば「文字どおりポケットに入る」サイズだ。

私が使ってみたのは同社が送ってきた評価用モデルなので、今後量産されるモデルとは細かい部分で相違が出てくるだろうと思う。しかし評価モデルも完成度は高かった。

Zhiyunの主張どおり、Smooth-Q2は上着やズボンのポケットに入る。外から見えないくらいすっかり収めてしまうにはある程度の深さが必要だ。しかしそういうポケットがなくてもSmooth-Q2の携帯性は文句なしに優秀だ。ジンバルは便利だがかさばるため旅行の際に持ち出すのをついためらってしまうが、これならおおいにスペースが節約できるだろう。

Smooth Q2 1

写真に向かって左から、DJIのOsmo Mobile 3、ZhiyunのSmooth-Q2

最近、市場に出て我々も紹介したスマートフォンジンバルにはDJIのOsmo Mobile 3がある。こちらも折り畳式だが、Smooth-Q2のほうがデザインが巧みで、サイズは同程度ながらジャケットやバッグのポケットに収めやすい。両方とも簡単にバランスが取れるが、Smooth-Q2のほうが操作がややシンプルかもしれない。.

作りはZhiyun Smooth-Q2のほうが堅牢に感じる。ただコントロールの機能(トリガーまわり、ズームレバー)のデザインには多少改良の余地があるかもしれない。しかしスプリングが内蔵されたクリップでスマートフォンを固定する方式は便利だ。ジンバルから脱着を繰り返すたびにバランスを取り直す必要がないのでスマートフォンを単独で使いたいとき、気軽にジンバルから外すことができる。

さらに撮影に使われるスマートフォンカメラのネイティブアプリはBluetooth接続でジンバル側からコントロールできる。この場合Zhiyunの専用アプリを使う必要はない。ただし撮影対象を指定してトラッキングするような高度な機能を利用したいときはアプリが必要となる。

Smooth-Q2のバッテリーはデバイスを16時間駆動可能なのでフル充電すれば1日中もつはずだ。タイムラプスモードも用意されている。ジンバルは3軸安定でヘッドは360°自由回転する。ボディは航空機グレードのアルミ製でバッグの中で少々乱暴に扱われても平気だ。

肝心のカメラ安定能力だが、私がiPhone XS Maxでテスト撮影した2本の動画(上と下)を見ていただきたい。いちばんベーシックなPFモードで撮影している。このモードではジンバルを左右に向けるとそれに応じてカメラもゆっくりパンする。

ZhiyunはSmooth-Q2をクラウドファンディング中なので入手を考えているならKickstarterで出資するのが手っ取り早い。同社の規模、実績、口コミなどから考えて製品が実際に納入されることは間違いないだろう。スーパーアーリーバードの出資枠はまだ100件程度残っており、854香港ドル(約1万1500円)だ。これは予定市販価格の30%程度のディスカウントだという。今年10月の出荷予定で全世界に発送可能だ。

Smooth Q2 2

【Japan編集部追記】 Kickstarterのページによれば、スーパーアーリーバードを選択した場合日本向け送料は78香港ドル(約100円)、出資総額は約1万6391円となっている。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook