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グーグルはAndroid TVにデータ量節約機能を導入

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Google(グーグル)は米国時間9月17日、Android TVにいくつかの新機能を導入することを発表した。特に、モバイルデバイスを利用したアクセスポイント経由で、大きなテレビをインターネットに接続しているユーザーにとってメリットが大きい機能がある。その機能は、GoogleのNext Billion Usersチームによって開発されたもの。最初にインドのユーザーに公開され、順次他の国々でも利用可能になる、と同社は述べた。

9月19日にニューデリーで開かれる予定の年次イベントでも、いくつかの発表があるはずだが、それに先立ってGoogleは、数百万人のユーザーが直面している問題を特定し、それに対処したことを明らかにした。その問題とは、Google TVがWi-Fiや有線のイーサネットを利用してインターネットに接続されていないことだという。

こうしたユーザーは、スマートフォンまたはタブレット上で作成したWi-Fiアクセスポイント(LAN)によってインターネットに接続している。「しかし、それには問題があります」と、GoogleのNext Billion Usersチームのプロダクトマネージャー、Joris van Mens氏はブログ記事に書いている。「モバイルデータ通信でHDTVを視聴すると、あっという間にデータプランの日毎の上限に達してしまうことになりかねません」。

この問題に対処するため、GoogleはAndroid TVに「データセーバー」と呼ばれる機能を導入する。モバイルデータ通信のデータ使用量を、最高で1/3にまで削減し、ユーザーが最長3倍だけ長くAndroid TVのコンテンツを観ることができるようにする、というもの。また、同時に「データアラート」機能も導入して、ユーザーがテレビを観るために消費したデータ量をより分かりやすく表示できるようにもする。

このデータセーバーはオプション機能として提供される

他にも、「ホットスポットガイド」と呼ばれる機能が追加される。これは、ユーザーがモバイルデバイスのアクセスポイントを使えるようにテレビを設定するためのガイドだ。さらに、Googleが導入しようとしている機能の中には、デバイス内に保存してあるビデオファイルを、「ファイル」アプリからAndroid TVにキャストするものもある。この場合、インターネットのデータは消費しない。「ファイル」は、Googleが2年前に導入したアプリで、ユーザーが簡単にデバイス内のファイルを整理できるようにするもの。同社は先月、ファイルアプリが、1億人以上のユーザーを獲得したことを明かした。

以上の4つの機能は、まずはXiaomi、TCL、Marq by FlipkartといったメーカーのAndroid TVデバイスから実装され始めるという。またこれらの機能は、近いうちに全世界に向けて展開される予定だということだ。

バンガロールで9月17日に開かれたイベントで、Xiaomiは、NetflixとAmazonプライム・ビデオをサポートする新しいAndroid TVのラインナップを発表した。この中国の大手家電メーカーは、インドではトップのスマートフォンベンダーでもある。同社は、新しいAndroid TVモデルが、Googleのデータセーバー機能をサポートすることを明らかにした。

今週の後半にGoogleは、毎年開催されるGoogle for Indiaイベントで、決済アプリや、その他のサービスなど、いろいろな発表を行う予定となっている。インドの新聞、The Economic Timesは、それらの発表の中には、求人情報アプリKormoも含まれていると、今週になって報じた。現在は、インド内の選択された発展途上市場でのみ利用可能となっているものだ。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)