Googleが欧州でクリーンなデータセンターに約3600億円投資

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Googleは9月20日、30億ユーロ(約3600億円)を投じて欧州でデータセンターを拡大すると発表した。データセンターが環境に優しいものになるとしている。

同社はEUで2007年からこれまで70億ドルを投資した。今回の発表で注目されるのは、単なるデータセンターではなくクリーンエネルギーで稼働する点だ。

新しい投資を発表したブログでCEOのSundar Pichai(サンダー・ピチャイ)氏は、同社がCO2を排出しないカーボンフリーのデータセンターに注力していることを明らかにした。ピチャイ氏は同日、フィンランドのAntti Rinne(アンティ・リン)首相と持続可能な経済開発について協議した。

30億ユーロのうち、6億ユーロ(約720億円)をフィンランドのハミナで投資する。ピチャイ氏はブログで「持続可能性とエネルギー効率の点ですべてのデータセンターのモデルとなる」とした。前日の9月19日には、米国、南米、欧州で合計1600MW(メガワット)となる18の新しい再生可能エネルギー購入についても発表している。

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ブログでピチャイ氏は、欧州の新しいデータセンタープロジェクトが前日に発表した再生可能エネルギー購入とどう関わるか説明した。

欧州における10の再生可能エネルギープロジェクトの立ち上げにより、弊社が購入する電力のほぼ半分が欧州からになる。電力購入契約によって新たに、ベルギーの洋上風力プロジェクトから、デンマークの5つの太陽発電プロジェクト、スウェーデンの2つの風力発電プロジェクトまで、EUで10億ユーロ(約1200億円)以上のエネルギーインフラ建設が始まる。フィンランドでは2つの新しい風力発電プロジェクトに取り組み、国内の再生可能エネルギー容量を2倍以上に増やす。フィンランドで事業を拡大するのみならず、データセンターのほぼすべての電力消費量をフィンランドのカーボンフリー電力でまかなう。

同社は新しいスキルの習得支援にも投資する。データセンターなどが求める新しい職種で必要とされる高度な技術の習得を促す。同社は欧州でこれまで500万人に実践的なデジタルスキルトレーニングプログラムを無償で提供しており、最近ヘルシンキにもGoogleスキルハブを開設した。

同社がクリーンエネルギーに関して発表したのが地球温暖化ストライキデーだったのは偶然ではない。地球温暖化ストライキデーは、勉強や仕事の手を止めて世界中で企業やリーダーに行動を促そうという日だ。Googleは今回の一連の発表で応えようとしている。

画像クレジット:Fredrik Skold / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi)