マイクロソフトがARMベースのSurface Pro Xを発表

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Microsoft(マイクロソフト)は米国時間10月2日、1年ぶりのSurfaceイベントにて、長らく噂されてきたARMベースのSurfaceを発表した。これは、同社によるARMベースのプロセッサを内蔵した初の製品となる。13インチのラップトップはQualcomm(クアルコム)のSnapdragonとAIアクセラレータをベースとするマイクロソフト独自のSQ1カスタムチップを搭載し、またAIエンジンを内蔵した初のSurfaceとなる。マイクロソフトとクアルコムは、ARM版Windows 10が動作するSurface Pro X向けにカスタムGPUコアも開発した。

Surface Pro Xは11月5日に999ドル(約11万円)から発売され、予約は本日より始まる。

マイクロソフトは数年前からARMベースのデバイスに取り組んでおり、HP(ヒューレット・パッカード)やASUS(エイスース)といった複数社から、バッテリーが1日持ち、ほとんどのWindowsアプリケーションが動作しつつ、intel(インテル)の下位プロセッサと同等の性能を持つARM搭載ラップトップが発売された。Microsoftはx86命令をARM64に変換するバイナリトランスレータを使用し、ネイティブなWindows10ライブラリのほとんどをARMアーキテクチャ向けにコンパイルした。

マイクロソフトの他の新型Surfaceデバイス同様、13インチでARMベースなSurface Pro XもUSB-CポートとLTE接続機能を用意している。ディスプレイは1400:1のコントラスト比と2880×1920ドットの解像度を実現し、4K解像度も選択できる。本体の最も薄い部分は厚さ5.3mmで、重さは1.68ポンド(約0.77kg)だ。また、Surfaceシリーズでは初めて取り外し可能なハードドライブを搭載している。

前述のようにマイクロソフトはクアルコムと協力し、独自のカスタムプロセッサことSQ1を設計した。マイクロソフトは、AIエンジンがチップに統合されていることを強調している。

同社はまた、Surface Pro X向けにスリムな新型Surface Penを発表した。これは、新しいType Coverに収納できる。

ARMが自社のチップをノートPCやデスクトップ、サーバ向けに提供するために注力していたことは、周知の事実だ。新世代の製品が登場するたびに、同社は多くのシーンで十分なパフォーマンスを発揮できるこれらの環境に、より多くのチップを搭載したいと述べていた。今回のマイクロソフトとの提携により、ARMは明らかにその目標に近づいている。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter