ウェブをスマートスピーカーの読み上げに対応させるSoundcheck

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ゆっくりと、しかし確かにスマートスピーカーは勢力を伸ばしている。AmazonはAlexaを小さな時計から電子レンジまであらゆるものに組み込み、Googleアシスタントはできそうなことを何でも取り込んでいる。この分だと、どんな空間にも声で操作する何らかのデバイスがある日は遠くなさそうに思える。

しかし人々も企業も、自分たちが発信するコンテンツをスマートスピーカーで再生できるようにすることについては、まだいい考えがないようだ。これを可能にすることを目指すSoundcheckが、米国時間11月1日にその扉を開いた。Soundcheckは、コンテンツをスマートスピーカーや音声アシスタントデバイスにとって理解しやすい形にパッケージ化する。

Soundcheckは手始めとしてWordPressを利用しているサイトに的を絞っている。インターネットの30%以上はWordPressを使っているのでターゲットとしては小さくない。Soundcheckは、WordPressで作られたサイトの情報を取得し、1回か2回タップすればその情報の最も重要な部分をGoogleの「読み上げに適した」データフォーマットにまとめられるプラグインを開発した。これは、蛍光ペンでマークをつけて、音声対応スピーカーとそれを動かしている検索アルゴリズムに対して「この情報は君たちのためのもので、こういうトピックに関する質問の答えだよ」と教えるようなものだ。

データをこのような形式にまとめるには、通常、ページごとのトピックに応じたマークアップを書く必要があるが、これはみんなにできることではない(例えば小さな企業の経営者の多くは、ページの見た目を整えるためにWordPressを使っている)。Soundcheckはこのプロセスをボタンを押すだけでできるように集約し、データを検証して、音声アシスタントがコンテンツをどのように読み上げるかのプレビューを提供する。

Soundcheckの基本的なプラグインは、WordPressの最新の50件の投稿まで無料で利用できる。それより多くの投稿に対応させたい場合や、カスタムのAPIと統合したりAmazon AlexaまたはGoogleアシスタントの個別のアプリと関連付けるといった便利な機能を使いたい場合は、月に20〜79ドル(約2200〜8500円)かかる。データがどのように音声でアクセスされたかをサイト運営者が知るための分析ツールも開発しているという。また今後、WordPress以外のコンテンツプラットフォームにも対応する計画だ。

Soundcheckを創業したのはDaniel Tyreus(ダニエル・ティレウス)氏とNarendra Rocherolle(
ナレンドラ・ロシュロール)氏で、ロシュロール氏はWebshotsの共同創業者でもある。Webshotsは超簡単な写真共有サイトで、1999年にExcite@Homeに8250万ドル(約89億円)で売却された。Soundcheckの創業者の2人はもともと2016年からPeckというサービスを開発していた。これは情報を取り出して簡潔な形でパッケージするサービスだ。2人は、この処理の最も難しい部分を利用してデータをパッケージ化し、AlexaやGoogle Homeなどのスマートスピーカーに対応させることができると気づき、こちらに方針転換した。

Soundcheckはこれまでに150万ドル(約1億6000万円)を調達している。支援しているのは、True Ventures、Resolute Ventures、Twitter共同創業者のBiz Stone(ビズ・ストーン)氏、Flickr共同創業者のCaterina Fake(カテリーナ・フェイク)氏で、まさにWordPressを運営しているAutomatticも支援に加わっている。

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(翻訳:Kaori Koyama)