Friendedは現実を重視する新しいSNS

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ソーシャルメディアの世界は、数社のメジャーなプレーヤーに支配されている状態だが、それでも消費者は常に新しい何かを求め続けているようだ。TikTokもその1つだろう。

そして、また新しいソーシャルアプリがリリースされた。このFriendedと呼ばれるアプリは、人々をオンラインでつなぐことについて、これまでとはまったく異なった戦略を採用している。Friendedは、Thumbの共同創立者でCEOのダン・クラニ(Dan Kurani)氏が始めたもの。ユーザー同士のつながりが、より深く、意義のあるものになることを目指している。同社はそれが不可欠だと考えている。

Friendedのユーザーは、自分が考えていることや感じていることについて、コミュニティに投稿できる。しかし、街の集会所的なスタイルのグループ会話を育むのではなく、コミュニティのメンバーが、投稿者本人に個人的に応答し、洞察、逸話、アドバイスなどを伝えることができる。

つまり、デリケートな1対1の関係に置かれたときにどう感じるか、ということを共有する機会を作ろうという考え方だ。私自身、しばらくこのアプリを使ってみた。その際には、ニューヨーク市で友達を作る方法とか、自分が他の人について気にかけているほどには、他の人は自分のことを気にかけてくれないと感じるのはなぜか、といったことについて人々と会話してみた。

スレッドには誰でも応答でき、そのスレッドに加えたコメントには、投稿者や応答者が「いいね」を付けることができる。しかし、応答が来た瞬間から、その会話は1対1のプライベートなものになる。

「人々は、これまでにないほど孤独を感じています」とクラニ氏は言う。「その責任の一端は、ソーシャルメディアのアルゴリズムにあります。広告インプレッションを稼ぐために、ユーザーの注目度を高めようとしているだけだからです。みんなが幸せそうにしているのを見れば孤独感は強くなります。そのくせ何か微妙な問題について話そうとすると誰も応答しないのです。それに、完璧であろうとするプレッシャーもあるので、自分を開いて感情を共有するのもかなり難しいものです」。

Friendedでは、常に誰かと話すことができる場所になることを目指しているので、収益源としての広告を排除した。その代わり、一部を有料化する実装に取り組んでいる。現在では、ユーザーは会話のスターターを8時間に1回だけ投稿できる。プレミアムユーザーは、週4.99ドル(約540円)を払えば、好きなだけ投稿できるようになる。また、近所にいる人に話しかけるなど、いくつかのプレミアム機能も使えるようになる。

Friendedは、Jonah Goodhart(ジョナ・グッドハート)氏、Lara Otte(ララ・オッテ)博士、Jared Fliesler(ジャレッド・フライスラー)氏、Bobby Goodlatte(ボビー・グッドラテ)氏などの投資家から50万ドル(約5450万円)のシードラウンドを達成している。同社は毎月のアクティブユーザー数を公開していないが、ベータ期間中に50万人の登録ユーザーを集め、1アクティブユーザーあたり、1日平均11のセッションが開始されたことを明かした。先月だけで、250万件以上のメッセージが送信されたという。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)