WordPress.comサイトにサブスクを受け付ける「定期支払い」機能が登場

次の記事

家具小売のWayfairのアプリに写真を利用したAR機能などが登場

サブスクリプションモデルは、アーティスト、クリエイター、ニュースメディア、ゲーム開発者、エンターテインメントプロバイダなど多くのビジネスを支えている。パブリッシングプラットフォームのトップであるWordPress.comは、クリエイターやウェブパブリッシャーがより簡単にサブスクリプション機能をウェブサイトに追加できる機能を公開した。ウェブサイトのオーナーは自分たちのサポーター、読者、ファン、顧客から継続的に費用を受け取れるようになる。

この機能は有料プランのすべてのWordPress.comサイトで利用できるほか、Jetpackを使っているセルフホストのWordPressサイトでも利用できるという。そしてかなり柔軟だ。

この機能を有効にすると、WordPress.comのWebサイトのオーナーは、週刊のニュースレターへの課金、毎月の寄付の受付、独占コンテンツへの1年間のアクセス権の販売などができる。ほかにも、自分たちの支援者から一定のスケジュールで集金したいものなら、何にでも利用できる。

WordPress.comはこの新機能に関してインターネット決済業者のStripeと提携した。そのため、WordPress.comのブログパブリッシャーは、定期支払いを利用する前にStripeのアカウントも設定する必要がある。設定したらWordPress.comの「収益の獲得」ページで「Connect Stripe to Get Started」(Stripeと接続して始める)をクリックし、セットアップに進む。

ユーザーは支払いプランを何とおりでも作って、複数の通貨や支払いの頻度、名前に対応することができる。顧客や読者、ファンを分類したり、サブスクリプションの種類を複数用意したりできる機能だ。ウェブサイトに「定期支払い」ボタンを設置することもできる。

そして定期契約者は、サブスクリプションをWordPress.comのアカウントからいつでもキャンセルできる。短時間で簡単にウェブサイトにサブスクリプションを追加できるとなれば、手数料や分配金の負担を減らすために、サブスクリプションプランをPatreon(パトレオン)などの大きなプラットフォームから引き上げるクリエイターも出てくるかもしれない。しかしそうすると、ほかのプラットフォームのリソースを失ってしまうことになる。そのため、サブスクリプションの売上を増やすために、単純にWordPress.comを新たなチャネルとして追加する人々が多いかもしれない。

この機能はクリエイター専用ではない。クラブや組織が定期的な会費や手数料を集めるなど、定期的な集金を簡単にしたい人なら誰でも利用できる。WordPress.comは、定期支払いの機能を家賃の徴収に利用する例もあると紹介している。

この機能の登場は、WordPress.comが広く使われていることを考えると、サブスクリプションの普及に大きな影響を与えるかもしれない。米国時間11月12日にWordPress.comは、毎月このプラットフォーム上で4億900万人以上が200億ページを閲覧し、パブリッシャーは1カ月におよそ7000万件の新規投稿を公開していると述べた

[原文へ]

(翻訳:Kaori Koyama)