Disrupt Berlin 2019
Arcona Music

機械学習により状況に合う音楽をリアルタイムで作るArcona

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Arcona MusicはTechCrunch Disrupt Berlinのステージで、状況対応型音楽サービスを披露した。ベルリンにある同社は、機械学習を活用してさまざまな状況に合わせたサウンドトラックをリアルタイムで制作する。ユーザーが数項目のパラメーターを入力するだけでサービスがそれに合わせる。

共同創業者のRyan Groves(ライアン・グローブズ)氏はTechCrunchに対し、次のように説明した。「スタイル、気分、音楽のテーマを入力し、『これを再生して』と言うだけだ。するとエンジンがその状況を設計として把握し実現する。気分やスタイルが変わったらいつでも、エンジンはそれに対応し、基本的には無限に音楽をストリーミングする。環境が変化しても、特定の曲の設計を必要なだけ再生できる」。

現時点では、このサービスはまだ始まったばかりだ。フルタイムのスタッフは創業者の2人だけで、あとはパートタイムの開発者が1人いる。グローブズ氏と、もう1人の共同創業者のAmélie Anglade(アメリ・アングラード)氏が会社を立ち上げ、資金調達はまだしていない。

グローブズ氏は作曲と音楽理論の専門家で、以前はAIベースの作曲サービスで人気のDittyで仕事をしていた。アングラード氏はSoundCloudで働いていた、音楽情報検索のスペシャリストだ。

このサービスを活かせるのは、まず人気ジャンルであるリズムゲームだ。リズムゲームには変化するサウンドトラックが使われていて、音楽の事前のプログラミングが最小限で済むならメリットがあるだろう。ほかにも幅広い分野で可能性がある。

グローブズ氏は「相当長期的に見れば、このサービスはARやGPSなどあらゆるものを活用して自分専用のパーソナルオーケストラとなり、環境に応じた音楽を聴けるようになるだろう」と語った。


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(翻訳:Kaori Koyama)