法廷データの検索・分析サービスを開発するリーガルテック企業のTrellisが5億円弱を調達

次の記事

「千葉道場とファンドで起業家育成のエコシステムを作る」:TC School #17レポート1

州の法廷データの検索と分析ツールを開発している米国ロサンゼルス拠点のTrellis Researchが、新たな投資ラウンドで440万ドル(4億8383万円)を調達するとともに、ドキュメントサービスのDocstocの創業者であるAlon Shwartz(アロン・シュワルツ)を技術担当共同創業者として迎えた。

Trellis Researchは2年あまり前にNicole Clark(ニコール・クラーク)氏が創業し、今回シュワルツ氏は同社のプロダクト最高責任者CPOとしてプロダクトデザインを担当する。前述のようにシュワルツ氏は、かつてのTechCrunch 40にも登場したDocstocの創業者としてよく知られているが、その後はペアレンタルコントロールのunGlueなどのスタートアップをロサンゼルス界隈で創業した。

同氏は声明で「Trellisのことは、初期のころからアドバイザーだったのでよく知っている。一緒に仕事をしてみたいと思えるチームは、ここしかない」と語る。同社の440万ドルの投資は、Craft Venturesがリードし、OkapiやRevelなどの投資家が参加した。彼らは、Trellisが今年大きく伸びると期待している。

Trellisの共同創業者でCEOのニコール・クラーク氏

同社はカリフォルニアではすでに操業していて、カリフォルニア州上位裁判所の記録と司法分析の最大のデータベースがある。来年Trellisは、ニューヨークとテキサス、フロリダ、およびデラウェアの各州に進出する予定だ。

Trellisのフリーミアムのサービスでは、州の裁判の裁定や関連文書にオーガニック検索でアクセスでき、またパワーユーザーは有料で保存文書の全文にアクセスでき、ダウンロード、印刷、分析などもできる。クラーク氏はこのプロダクトについて「私が顧客第1号だ」と言う。

ロサンゼルスで訴訟人代理弁護士だったクラーク氏は、自分の調査ニーズを満たすためにTrellisを作った。彼女はよると「このデータを2年使ってからは、どんな申し立てでも勝てるようになった。だから、これが法廷闘争で勝てるためのツールであることはほとんど自明だ。これがあれば、判事が今進行中の案件について何を考えているか分析できるし、弁護士は判事の心にあることを見透かしながら申し立てができる」と答える。

同氏によると、自分のソフトウェアを使えば裁判における弁護士の勝率が倍になる。Trellisの使用料は個人では100ドル、企業との契約は交渉次第だ。同社の創業は2018年だが、同氏がそのサービスのためのデータを集め始めたのは2016年だ。今ではそれは、カリフォルニア州の文書の膨大な集積だ。

Techstarsのアクセラレーター事業を卒業したTrellisは、最初の200万ドル(約2億2000万円)の資金をCraft VenturesとOkapiから調達した。

[原文へ]

(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa