電子タバコのJuulが未成年をターゲットして広告を出稿した疑い

次の記事

GoogleのGboardキーボードのEmoji Kitchenで絵文字のマッシュアップができる

米国マサチューセッツ州司法長官が起訴した裁判で、電子タバコメーカーのJuulは、Seventeen Magazine、Cartoon Network、Nickelodeon、およびNick Jr.の各ウェブサイトで、故意にティーンエージャーをターゲットした違法広告の詳細が報告されている。

同裁判でMaura Healey(マウラ・ヒーリー)司法長官は、2018年に同氏が、Juulのマーケティングおよび広告キャンペーンについて、未成年に対する違法なターゲティング の疑いがあるので捜査すると発表したことを実行した。

本日同州サフォーク郡上級裁判所に提出された訴状では、Juulが当初の計画だった成人喫煙者に焦点を絞ったマーケティングプランを捨て、若手のモデルを起用して若者向けウェブサイトで商品を宣伝し、広告キャンペーンやソーシャルネットワークで未成年をターゲットにしていたことが暴露している。

Juulはコメント要求に返信していない。

「Juulには、全米数百万人に上る電子タバコ中毒の若者に対する責任がある。これは数十年にわたる未成年によるタバコ、ニコチンの服用との戦いを無に帰すものだ」とヒーリー氏は語った。「この裁判では、同社が意図的に若者をターゲットにしていることを明るみに出し、彼らがマサチューセッツ州に対して起こした公衆衛生危機の代償を払わせるつもりだ」。

裁判の新たな陳述によると、Juulは同社の電子タバコのVaporizedを、Nickelodeon、Nick Jr.、The Cartoon Network、およびSeventeen Magazineで展開する広告キャンペーンを購入した。ほかにも、子供たちが数学や社会を学習するためのウェブサイト、coolmath-games.comsocialstudiesforkids.comなどにも広告を掲載した。

マサチューセッツ州の司法長官は、同社が使用しているソーシャルメデアのスターや有名人たちをフォローしている10代の子供たちが多数いることを指摘する。Miley Cyrus(マイリー・サイラス)氏、Cara Delevingne(カーラ・デルヴィーニュ)氏、Kristen Stewart(クリステン・スチュワート)氏、Luka Sabbat(ルカ・サバト)氏、Tavi Gevinson(タヴィ・ゲヴィンソン)氏といったスターたちのことだ。

しかも同社は、マーケティング資料を配布する際に使用するために同社が用意してた年齢検証ツールすら無視していたことを司法長官が指摘している。事実、Juulは同社の年齢検証プロセスを通っていない4万人の個人に対してマーケティング・メールを送信している。同社が集めた42万人分のメールアドレスのうち、83%は18歳以上の人物の記録と一致しなかった。

大胆にも、この会社はマサチューセッツ州ビバリー、モールデン、ブレインツリーの高校と関連のあるメールアドレスを使用しているアカウント、1万2000件以上の作成を許している。

裁判では、Juulのカスタマーサービス担当者が潜在顧客に対して、法定販売制限を回避する方法を助言した疑いも指摘している。

マサチューセッツ州では、Juulを始めとする複数の電子タバコメーカーによるマーケティング・キャンペーンや戦術の結果、高校生の50%以上が電子タバコを試したことがあり、30%が過去30日以内に電子タバコを使用したと答えている。

Juulの2018年9月~2019年8月の米国小売売上は33億ドルで、電子タバコ市場シェアの約75%を占めている。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook