TypeScript
Pulumi

好みの言語でIaCできるPulumでGoや.NETが使えるように、構成対象も拡張

次の記事

FCCが軌道デブリ規則を2004年以来初めて更新

シアトル拠点のPulumiは、モダンなプラットホームとしての名声を早くも確立した。それは、同社のサービスを利用すると、コードを書いてインフラストラクチャを指定するときYAMLではなく、自分の好きなプログラミング言語を使えるからだ。最近ローンチしたPulumi 2.0では、最初にサポートされていたPythonに加えて、JavaScript、TypeScript、Go、そして.NETが使えるようになった。また、インフラストラクチャの構成に加えてポリシーの強制やコードの試験なども指定できる。

米国時間4月21日の同社の発表によると、現在のユーザー数は1万人、そして有料ユーザーが100人あまりだ。これらは、前年同期比で10倍の増加になるが、必ずしも正確な数字ではないようだ。現在の顧客にはCockroach LabsやMercedes-Benz、Tableauなどがいる。

同社がローンチしたばかりのころは、コンテナとサーバーレス関連のサービスを強調していた。でもPulumiの創業者でCEOのJoe Duffy(ジョー・ダフィー)氏によると現在の同社は、各企業で技術者のためのプラットホームを構築しているインフラストラクチャのチームと直接組んで仕事をすることが多い。

Pulumi 2.0についてダフィー氏は「Pulumiの最初のビジョンは、好みの言語でインフラストラクチャーアズコード(Infrastructure as Code,、IaC)を実現できることでしたが、2.0ではそれを大幅に拡張して今やスーパーパワーと呼んでいます」と語る。つまり、インフラのプロビジョニングだけでなく、その周辺の問題領域にまで機能を拡張した、という意味だ。それには継続的デリバリーも含まれるが、さらにポリシーアズコード(Policy-as-Code)と呼べる機能もある。2.0からのPulumiは単なるインフラストラクチャの構成定義を超えて、インフラ関連のさまざまなポリシーまでコードで指定できるようになったのだ。

もう1つの拡張領域が試験だ。Pulumiでは「本物の」プログラミング言語を使えるから、アプリケーション開発でコードの試験に使ってるのと同じ試験のテクニックをインフラストラクチャの構築に使って、プロダクションに行く前に間違いを捉える。しかもデベロッパーは、言語が同じなので、コードを書くために使っているツールをそのまま使って、そのコードが動くインフラストラクチャを定義できる。

「基本的な考え方は、プログラミング言語について自分たちがよく知ってることや好きなことをそのまま生かして、クラウドのインフラストラクチャを定義しようということなのです。インフラストラクチャには、担当のチームづくりやセキュリティの確保など、アプリケーションのプログラミングとは違う課題が山ほどありますが、なじみの言語をそのまま使えるなら、それらも怖くないでしょう。それにより、企業全体を高い生産性を得られるはずです。つまり2.0で重要なのは、インフラストラクチャのプロビジョニングから、組織全体のサポートへという移行です」と同氏。

同氏は、同社の大企業ユーザーの多くがPulumiを使って彼らの内部的なアーキテクチャもコードで書き表し、それらを全社的に展開していることを強調した。

「今までのそれぞれのクラウドの特徴は尊重している。AWSもAzureもGoogle CloudもKubernetesも、それぞれの持ち味がある。だからそれら全体を抽象化するPaaSを提供する気はない。我々はただ、コードによってチーム全体に矛盾や衝突のないすっきりとしたワークフローを実現し、彼らがモダンなアプローチを採用できるようにするだけだ」とダフィー氏は締めくくった、

[原文へ]

(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa