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NVIDIAがLinuxベースのネットワークOS開発のCumulus Networksを買収

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NVIDIA(エヌビディア)は米国時間5月4日、企業のデータセンターネットワーキングスタック最適化のサポートを専門とし、オープンソースをベースに開発を進めているCumulus Networks(カミュラス・ネットワークス)の買収計画を発表した。Cumulusはネットワークスイッチに自社のLinuxディストリビューションを、そしてネットワークオペレーションを管理するツールを提供している。Cumulus Expressでは、自前のデータセンタースイッチという形でハードウェアソリューションも提供している。

両社とも、買収価格については明らかにしていない。しかしCumulusが2010年の創業以来、1億3400万ドル(約143億円)調達してきたことを考えると、それなりの額であることは想像に難くない。

マウンテンビューに拠点を置くCumulusはこれより前に、NVIDIAが69億ドル(約7358億円)で買収したMellanox(メラノックス)と提携を結んでいた。Mellanox買収は数日前にクローズしたばかりだ。MellanoxのAmit Katz(アミット・カッツ)氏は本日の発表文で、両社は2013年に知り合い、2016年に正式に提携を結んだと書いている。CumulusがOpenStackエコシステムにおいて先駆けた存在であったことは記すに値するだろう。

CumulusとMellanoxをしっかりと手元に置くことで、NVIDIAは実質的に企業やクラウドプロバイダーが自社のデータセンターに高パフォーマンスのコンピューティングやAIワークロードを構築するのをサポートするのに必要なすべてのツールを手にする。ほとんどの人がNVIDIAと聞くとグラフィックスカードを思い浮かべるだろうが、同社はかなりの規模のデータセンターグループを擁し、直近の四半期の売上高は前年同期比43%増の10億ドル(約1066億円)だった。参考までに、NVIDIAのゲーミング部門の売上高は15億ドル(約1600億円)に満たない。

「Cumulusとともに、NVIDIAは顧客にすばらしいパフォーマンスと価値を提供しつつ、チップやシステムからCumulus NetQのような分析を含むソフトウェアに至るまで、全ネットワーキングスタックを刷新し、最適化できる」とカッツ氏は書いている。「このオープンネットワーキングプラットフォームは拡張可能で、企業やクラウドスケールデータセンターがオペレーションを完全にコントロールできるようにする」。

画像クレジット: Omar Marques/SOPA Images/LightRocket / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi