ロボティクス
ゼネラルエレクトリック

巨大ミミズのように穴を掘るGEのソフトロボ、米国防高等研究計画局の約2.7億円の賞金を獲得

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今朝ログインしたときには、巨大なミミズロボットを取材する予定は入っていなかった。しかし、それはいま目の前にあり、私はそれのためにここにいる。問題のロボットはGE(ゼネラルエレクトリック)の研究開発部門であるGE Researchチームによって設計され、DARPA(米国防高等研究計画局)のUnderminer(掘削者)プログラムの一部として、250万ドル(約2億7000万円)の賞金を獲得した。このプログラムは、軍事環境での迅速なトンネル掘削を促進するために創設された。

ロボット工学における近年の流行にならって、GE Researchチームはタスクを遂行するために、生物学的インスピレーションへと目を向けた。彼らが生み出したのは、セグメント化された巨大なソフトロボットで巨大な機械式ミミズのように徐々に進んで行く。

ロボットの筋肉は、無脊椎動物に見られる流体で満たされた構造の「水力学的骨格」(Hydrostatic Skeleton)を模倣してデザインされている。このロボットの場合、前進する際に大きな役割を果たすのがその人工筋肉であり、さまざまな地下環境に適応できるようにデザインされている。このデザインは、狭い空間に押し入る能力を伴いながら、さまざまな動作が可能だ

成功へのもう1つの鍵は、地下で自律的に機能できる適切なセンサーを組み込むこと。なにしろそのような状況下では、ロボットをリモートコントロールすることは難しい可能性があるからだ。

プロジェクトリーダーのDeepak Trivedi(ディーパック・トリべディ)氏は「これらのトンネルシステムは地下に置かれているため、ロボットが適切な場所で移動してトンネルを掘ることができるように、自律的に動きセンシングできる機能を組み込む必要があります」とリリース内で述べている。「幸いなことに私たちは、ラボ全体から制御、AI、センシングの専門家たちを引き込んで、これらの新機能を統合することができます」。

プロジェクトは有望だが、完成はほど遠い。最終目標は、500mのトンネルを秒速10cmで掘り進むことができるロボットだ。なおGEのニューヨーク州ニスカユナで撮影された上記のラボビデオは、4倍に高速化されている。

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(翻訳:sako)