WHILLが羽田空港で電動車椅子を使った搭乗口までの自動運転システムを導入

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WHILLは6月8日、羽田空港第1ターミナル内において同社開発のパーソナルモビリティ(電動車椅子)を利用した自動運転システムを導入したことを発表した。

これまで羽田空港では、第2ターミナルでドライバーが同乗する電動カートが運行されており、長距離の歩行が難しい乗客や子供連れの乗客が利用できたが、同社によるとドライバーが同乗せずに一人乗りの車椅子を使った自動運転システムは世界初とのこと。

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通常の車椅子介助サービスでは、介助スタッフが車椅子を押す必要があるため、乗客と十分な距離を保つことは難しかった。電動車椅子を使えば乗客が自分で運転できてスタッフは不要になるが、利用後に車椅子をスタッフが回収する必要があるほか、操作に慣れない乗客の誤操作などのリスクがあった。

一方、同社の自動運転システムでは介助スタッフが不要なうえ、乗客に操作は不要、利用後は自動運転で所定の場所に車椅子を戻せるため、ソーシャルディスタンスを確保でき、新型コロナウイルスをはじめとする感染症の拡大防止に役立つとしている。

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この自動運転システムは海外では、ダラス・フォートワース国際空港(米国)、ジョン・F・ケネディ国際空港(米国)、ウィニペグ国際空港(カナダ)、アブダビ国際空港(アラブ首長国連合)などでべ11回におよぶ実証実験の実績があり、これまで通算400人近くの乗客や空港関係者が利用したとのこと。今後同社は、羽田空港第1ターミナルだけでなく国内外の空港、施設に展開する計画で「今後3〜5年で世界のトップ50空港での導入を目指す」としている。

WHILL自動運転システムの導入概要は以下のとおり。

  • 導入開始日:2020年6月8日
  • 導入場所:羽田空港第1ターミナル ゲートエリア内、保安検査場B近くに設けられた待機場所(WHILL Station)から3〜7番ゲートまで
  • サービス内容:乗客を「WHILL自動運転システム」により搭乗口まで送り届ける。往路は運転を必要としない自動運転モードで運行され、利用終了後は無人運転でWHILL Stationに返却される仕組み
  • 利用対象者: 羽田空港第1ターミナルを利用する、長距離の歩行に不安を感じる乗客

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