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ザッカーバーグ氏とチャン氏が科学者からの人種差別的な暴言への懸念に関する書簡に返答

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Mark Zuckberg(マーク・ザッカーバーグ)氏とPriscilla Chan(プリシラ・チャン)氏が、福祉と教育を主眼とした慈善団体であるChan Zuckberberg Initiative(CZI)が投資しているプロジェクトで働く、140名あまりの科学者たちから先週彼らに送られた公開書簡に返事をした。元の書簡を本記事の下部に埋め込んだが、それは特定の人々の集団を対象とする誤った情報や、有害で攻撃的で差別的な言葉に対するFacebook(フェイスブック)の管理方法に対する懸念を表明している。特にドナルド・トランプ大統領の攻撃的で人種差別的で危険な暴言に対する、フェイスブックの対応を問題にしている。

チャン氏とザッカーバーグ氏の返事は、懸念を表明したことに対して科学者たちに感謝し、特に両氏は「個人的にはトランプ大統領の、分断を煽るような発言にひどくショックを受け嫌悪感を抱いている」と述べており、「CZIとフェイスブックはまったく異なる存在だが、当然ながら共通のリーダーはザッカーバーグ氏である」と認めている。

書簡はさらに、フェイスブックの立場を説明するために最近ポストされたブログ記事やそのほかのリソースにも言及している。そしてまた「同社プロダクトの人種問題や社会正義との関わり方に関して、今後も既存のポリシーの見直しを行う」ともいう。

CZIのトップからの返事では、フェイスブックのポリシーとは無縁だというが、しかしながら彼らの個人的見解としては「人種間の不平等や不公平への対策をより積極的に行うべきである」ともいっている。

マーク・ザッカーバーグ氏とプリシラ・チャン氏が誤報対策を求める270名余の科学者に応答した。彼とチャン氏は「トランプ大統領の分断を煽るレトリックに深くショックを受け嫌悪感を抱いた」そうだ。

しかしながら、結局のところチャン氏とザッカーバーグ氏の書簡には実体がほとんどない。そこではただ、最初に懸念を表明した科学者たちからの書簡の核心にある問題が、改めて強調されているだけだ。同一の個人がトップだがCZIとフェイスブックは異なる存在なので指導原理も異なるといった言い逃れをしており、肝心の科学者たちの主たる訴えに対峙していない。科学者の書簡が求めているのは、いうまでもなくCZIの今後の変化ではなく、社会的影響力が大きいフェイスブックのトップであるザッカーバーグ氏の今後の態度の変化だ。

CZIとフェイスブックの間には、これからもこのようなちぐはぐが続くのだろう。両社は確かに、相対的な位置づけも関係者の顔ぶれも異なる。そのため今回のような返事も、CZIの研究者や学者たちの長期的な懸念を鎮めることにはならないだろう。

以下は科学者たちの書簡の全文だ。

画像クレジット:Florian Gaertner

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa