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Astraがアラスカ州での打ち上げを前に軌道ロケットの地上燃焼試験を完了

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進行中の新型コロナウイルスによる数々の遅延に続き、少人数の打ち上げ会社が宇宙にロケットを送り込む能力を見せつけようとしている。Astra(アストラ)は軌道ロケット「Rocket 3.1」の地上燃焼試験を完了した。これによりアラスカ州へ旅立つ準備が整った。同州コディアック島では、軌道に向けたへ初めての飛行の打ち上げを予定している。

当初Astraは、DARPA(国防高等研究計画局)の打ち上げチャレンジに答えるためのゴールを目指す会社としてスタートした。そのチャレンジでは、互いに数週間以内の期間をおいて軌道に乗せられるロケットを作ることが各社に要求された。当初は別の射場からの予定だったが、後に宇宙基地の異なる打ち上げ台からとなった。チャレンジはAstroがバージョン3.0ロケットを軌道に乗せるのに失敗したあと終了し、賞金は得られなかった。

同社はその後、3世代のロケットの開発と試験、打ち上げを行ったが世間の注目を浴びることも情報公開することもなかった。このスタートアップは高さ約12mの小型ロケットを、カリフォルニア州アラメダの自社工場で作っている。DARPAチャレンジ前のTechCrunchのインタビューで、Astraの創業者兼CEOのChris Kemp(クリス・ケンプ)氏は「自分たちのアプローチは迅速かつ大規模な製造に焦点を当てており、ほかのロケット会社よりも失敗許容率が高い」(未訳記事)と説明した。

一種の大量生産的アプローチには明らかな利点があり、Astraの目指す打ち上げシステムは他社よりも移動が容易で世界中ほぼどこにでも展開できる。積荷を小さくすることで迅速な輸送が可能になり、失敗した時でも巨大のGPS静止衛星を失ったほどの大きな損失を負うことがない。

Rocket 3.1は、これまでの世代の本格的アップデートと異なりRocket 3.0のマイナーチェンジと思われる。AstraによるとRocket 3.1は現在コディアックに向かっており、現在同社は打ち上げ日時の最終決定を検討中で、次の大規模テストの日は来週早々にも確定する見込みだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook