東京工業大学発ベンチャー認定企業aiwellが資金調達を実施

次の記事

クロスボーダー金融決済のEMQが21億円を調達、日本、中国、インド市場を狙う

東工大発ベンチャー認定企業aiwellは7月29日、シリーズA’ラウンドにおいて、第三者割当増資として資金調達を実施したと発表した。調達額は非公開。引受先は個人投資家の栢孝文氏(シグナルトーク 代表取締役)。

2018年1月創業のaiwell(アイウェル)は、東京工業大学 生命理工学院 准教授 博士(理学)林宣宏氏の研究室と次世代技術「AIプロテオミクス」に関する共同研究を2018年10月より開始。2019年4月に東京工業大学 大岡山キャンパス内に「東京工業大学・aiwell AIプロテオミクス協働研究拠点」を開設し、2019年12月には東工大発ベンチャー認定企業となった。

AIプロテオミクスとは、林宣宏氏が発明した、生体の状態をプロファイルする次世代特許技術。二次元電気泳動技術の(大量の検体を扱うための)ハイスループット化と(微量な検体でも分析を可能とする)高感度化に成功。

生体内の遺伝子産物を網羅的に解析するプロテオミクスの基盤技術である二次元電気泳動法を用いて、血中タンパク質の二次元電気泳動画像をAIが学習することで、様々な病気や怪我になる一歩手前の状態を発見する研究として注目されているという。敗血症においては、98.2%の精度で的確な判断を可能にした。

aiwellは、AIプロテオミクスに関する研究開発とその実用化、社会実装を推進することで、病気や怪我の自覚症状が出る前、そして重篤化をする前にAIの画像判断による診断支援や遠隔診療支援、創薬支援が可能になるサービスの実現を進めている。

今回調達した資金は、AIプロテオミクスの社会実装、実用化のさらなる推進に活用。aiwellは今後も資金調達を進めるとしている。

栢孝文氏は、会員数130万人超のオンライン麻雀ゲーム「Maru-Jan」やヘルスケアサービスを開発・運営するシグナルトークの代表取締役。個人投資家として、ヘルスケア事業など社会貢献性の高いスタートアップの支援を行っている。

関連記事:SlackやMS Teamsでの日常のやり取りから従業員コンディションを解析する「Well」開発のBoulderが1億円調達

カテゴリー:ヘルステック

タグ:aiwell 資金調達 日本