セコイア・キャピタルのボサ氏がDisrupt 2020に登場

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米国のベンチャーキャピタル業界でトップ投資家になることを夢見る人にとって、Roelof Botha(ロエロフ・ボサ)氏のキャリアは、まさに最高のサクセスストーリーだと言えるでしょう。

ボサ氏は、モバイル決済企業Square(スクエア)へのアーリー段階での投資など、自身の投資キャリアでも驚くべき成功を収めてきましたが(SquareはIPO後5年が経過していますがボサ氏は今でも同社に取締役として在籍しています)、2017年には、同氏が17年前に最初に入社したベンチャー企業Sequoia Capital(セコイア・キャピタル)で米国トップの座に就きました。

セコイアが米国で最も力のあるベンチャー企業として広く知られていることを考えると、米国トップの地位に就くのは並大抵のことではありません。実際、Forbes誌の2020 Midas Listでは、ボサ氏は世界第3位のベンチャー投資家としてランクインしており、1位にランクインしたNeil Shen(ネイル・シェン)氏のすぐ後ろに付けています。ちなみにシェン氏はSequoia Capital China(セコイア・キャピタル・チャイナ)の創業者兼経営パートナーです(同社のグローバルマネージングディレクターはDoug Leone(ダグ・レオネ)氏)。

ボサ氏はこのような輝かしい役職に就いているだけでなく、それに相応しい豊富なインサイトを持っています。そのボサ氏を今年のDisrupt 2020(開催期間は9月14日~16日)にお招きできることになり、本当に嬉しく思います。

もちろん、聞いてみたいことはいくらでもあります。ボサ氏のキャリアは一見、目標に向かって順風満帆だったように見えますが、その20年以上におよぶキャリアの中では経済的に大きな浮き沈みも経験したことがあり、厳しい時代を切り抜けるために何が必要なのかをよく理解しておられます。

ボサ氏が母国である南アフリカから米国に最初にやってきたのは、元McKinsey(マッキンゼー)コンサルタントとしてスタンフォード大学でMBAを取得するためでした。同氏は2000年、ちょうどインターネットバブルが崩壊しつつある頃に卒業しましたが、設立されたばかりの決済系スタートアップPayPal(ペイパル)に開発担当ディレクターとして何とか入社を果たし、その後、同社の財務担当副社長、そしてCFOにまで昇格します。

その後セコイア・キャピタルに入社しますが、若きボサ氏は好機を逃しませんでした。同社によるYouTube(ユーチューブ)への投資を主導し、取締役に就任したのです。その直後の2006年に、当時は創業1年半のスタートアップだったユーチューブをGoogle(グーグル)が当時としては破格の16億5000万ドル(約1769億円)で買収ました(昨年YouTubeは150億ドルの収益を上げています)。

しかし、常に順調だったわけではありません。実際、ボサ氏のポートフォリオには、厳しい戦いを強いられている企業があります。例えば、同氏が取締役を務めているEventbrite(イベントブライト)は、新型コロナウイルスによりイベントビジネスが壊滅的なダメージを受けたため、45%の人員カットを断行しました。また、やはり同氏のポートフォリオに含まれる最近流行のマイクロモビリティ企業Bird(バード)は、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため大半の米国市民が外出を控えているため、大量一時解雇を実施しました。

Disruptでは、ボサ氏がこれらのスタートアップにどのようなアドバイスをしているのか、また、ベンチャー産業全体の展望についてもお話を伺う予定です。具体的には、このままコロナ対策をしながら事業を継続させるのか、あるいは「2020年のブラック・スワン」(セコイアは創業者への手紙で新型コロナウィルスをこう呼んでいる)が解決する時期について根拠のない楽観主義に屈するのか、という2つの選択肢のバランスをスタートアップがどう取るべきかついてお聞きします。

現在、テック業界を作り変えているグローバルシフトについて興味のある方は、どうぞお見逃しなく。

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(翻訳:Dragonfly)