企業の福利厚生で使えるAI恋愛ナビサービス「Aill」の事前登録開始、特定社外の異性を月30名程度紹介

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AILL(エール)は8月4日、人工知能を活用した恋愛ナビゲーションアプリ「Aill」の本サービスに向け、関東圏を中心に事前登録を開始したことを発表。先着500名は2021年3月まで無料で利用できるキャンペーンも併せて実施する。

同社は、TechCrunch Japanが主催したスタートアップとテクノロジーのイベント「TechCrunch Tokyo 2019」のピッチコンテスト「スタートアップバトル」のファイナリスト。応募120社超から本戦出場を果たした20社のうちの1社だ。

Aillは、福利厚生としてAillを導入している企業の独身社員のみが利用できるサービスで、社外で相性のいい異性を毎月30名程度紹介してくれる。AIが紹介、会話、好感度という3ステップを利用者にナビゲートすることで、男女のコミュニケーションのすれ違いを緩和し、出会った後の関係進展をアシストするという。利用者のやり取りを分析し、Aill自体もディープラーニングにより進化し、最適なコミュニケーションを支援する仕組みだ。

前述のように誰もが使える一般サービスではなく、企業の福利厚生サービスとして提供することで、プロフィール詐称などが難しく安心して利用できるのが特徴。恋愛AIの開発には、東京大学の松原 仁教授がAIシステム、北海道大学の川村秀憲教授がナビゲートエンジン、東京大学の鳥海不二夫准教授データ分析にそれぞれ携わっている。

本サービス向け、2019年11月〜2020年3月まで参加11社にてトライアルを実施した結果、サービスの安全性と有効性が確認できたことから今回の募集に踏み切った。トライアル中では、参加者が限られていた、遠隔地からの参加者が多いという状態だったが、以下のようなデータが得られたという。

  • AIによるアシストの受入率62%、かつ全体の違反行為は0%
  • チャット開通後1カ月以内でのデートへの進展率が、AIナビゲーションがない場合に比べ4倍(8.3%→32.8%)
  • デートに誘った場合の受諾率が、AIナビゲーションがない場合に比べ8倍(10.3%→88.0%)

すでにAillを導入している企業は、NTTグループ、みずほグループなど約20社。大手会員制福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」を運営するベネフィット・ワンと業務提携しており、ベネフィット・ステーションのサービスメニューから利用できる。なお、ベネフィット・ステーションを使える企業すべてが対象でなく、Aillを福利厚生サービスメニューの対象とするには事前審査が必要など、ここでも安全性を担保している。

AIのナビゲートにどれだけ頼るかは本人次第だが、結果的な既婚者との不倫や大幅なプロフィール詐称の被害に遭うリスクを事前に排除できるメリットは大きいだろう。