AMCが8月20日に全米約100カ所で映画館を再開、1日限りでチケット価格1920年時の15セントに戻す

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ほとんどの業界と同じく、過去5カ月間は映画館にとって壊滅的な状況だった。その規模において、世界最大の劇場チェーンほど打撃を受けたところはほかにない。AMC(AMCシアターズ)は、以前から映画館再開の計画を立てていた。しかし物事は変わる、特に不確定で常に変化を続ける世界的なパンデミックが相手のときは。

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今週、AMCは8月20日に米国で100館を超える映画館を再開する計画を発表した。これは再開計画の第一波だ。当然ながら復帰に慎重な顧客のために、1日限りで全チケットを15セント(16円)で販売する(ソーシャルディスタンスを確保するため、枚数限定)。この金額は一時的に1920年のチケット価格に戻すもので、同劇場チェーン創立へのオマージュである。

しかし、まだまだ課題は残る。中でも大き問題は、選ぶべき新作がないことだ。これは、鶏と卵の話の一種である。映画スタジオは同じくらい映画を配給したくてたまらないが、規制によって映画館は閉じたままだ。度重なる遅れを経て、ワーナー・ブラザーズはクリストファー・ノーランの「TENET テネット」を米国より先に海外で公開する異例の手段を選んだ。これこそこの国の新型コロナウイルスへの対応状況を表している。

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TENETや「The New Mutant」といった作品が控える中、AMCは観客の復帰をかつての大ヒット作品に頼ろうとしている。近日上映予定なのは「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」や「ブラック・パンサー」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「ゴーストパスターズ」「グリース」などの作品だ。料金は1本5ドルに設定されており、新作であるかどうかにかかわらず映画館に戻るのを待ちきれない人たちがターゲットだ。

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AMCといえば、観客にマスクの着用を義務付けなかったと発表して議論を呼んだが、オンラインで激しい批判を浴びて即座に方針転換した。劇場再開のリリースには、消毒と安全対策に関する項目が掲載されている。

AMCは安全・清潔対策として、各上映回の販売チケットの大幅な減少、予約席の一部封鎖によるソーシャルディスタンスの確保、入れ替え時間を延長することによる清掃の徹底、静電スプレーを使用した夜間の殺菌、高度なHEPA掃除機の使用、MERV 13フィルターを可能な限り使用する空気清浄の改善、来場者および職員全員のマスク着用を義務付けた新たな安全基準、手指消毒の劇場全体への配置、来場者への殺菌拭き取り紙の配布などを行います。

上映館の一覧はこちら(BusinessWire記事)から参照できる。ごく一部の年と州に限定されているほか、カリフォルニア、ニューヨークなどの主要都市は新型コロナウイルスの安全規制のために除外されている。

画像クレジット:Ben Gabbe / Getty Images

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook