米国のGoogleポッドキャストに機械学習でニュースをカスタマイズする機能が登場

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2019年にGoogle(グーグル)は、Googleアシスタントでオーディオニュースをカスタマイズする「Your News Update」というプレイリストをリリースした(未訳記事)。機械学習の技術を活用してニュースコンテンツを理解し、そのコンテンツがリスナーの好みや関心とどう関連するかを判断する機能だ。米国時間9月2日、グーグルはオーディオのカスタマイズをGoogleポッドキャストに広げ、米国の数百万人のポッドキャストリスナーに提供すると発表した(Googleブログ)。

Your News Updateを購読するには、Googleポッドキャストアプリを起動し、Exploreタブでいくつかのストーリーを購読して聴く。これにより、関心や地域、履歴、設定が反映されるようになる。

画像クレジット:Google

Your News UpdateはAlexaで人気のFlash Briefingをさらに賢くした機能として設計された。現在、Alexaユーザーは1万種類を超えるFlash Briefingのスキルからニュース提供元やコンテンツを追加して自分のFlash Briefingをカスタマイズすることができる。しかしこの作業はユーザーがやらなくてはならない。

Your News Updateは、グーグルがユーザーの関心を理解することで、この面倒な作業をアルゴリズムに任せる。

カスタマイズではユーザーがGoogleに対して明示的に提供しているデータが考慮される。フォローして関心を示したトピック、ニュース提供元、地域などだ。これに加えグーグルは、ユーザーのグーグル製品利用状況から収集したデータ(Googleアカウントの設定)を利用し、ユーザーの関心に応じてニュースをさらにカスタマイズする。ただしユーザーは自分のアカウント設定のページでカスタマイズをオフにすることができる。

Your News Updateの下にあるGoogleアシスタントのリンクから、ニュースのアルゴリズムの仕組みを詳しく説明したウェブサイトにアクセスできる。グーグルは、ニュースのアルゴリズムではユーザーの政治的信条や属性に基づくカスタマイズはしないと説明している(Googleの説明ページ)。

とはいえ、GoogleニュースやDiscoverで特定のパブリッシャーをフォローしたり非表示にしたりする、あるトピックをフォローする、似た記事をもっと多くまたは少なく表示するように指定するといったアクティビティから、グーグルは知り、学んでいく。

つまりグーグルはYour News Updateを組み立てるために、ユーザーに関して知っている豊富な情報と、ユーザーが好みに合わせてニュースをカスタマイズした行動についての知識を組み合わせる。

これが有効に働く場合もある。例えば好きなスポーツチームや地元の最新ニュースを受け取ることができる。ユーザーを左派寄りあるいは右派寄りのニュース提供元に誘導しようという意図はないだろうが、カスタマイズ技術の仕組みとグーグルのパブリッシャーのラインナップに基づいて結果としてそうなることはあり得る。グーグルのラインアップには左派寄りと右派寄りの両方のニュース提供元(ad fontes mediaサイト)がある。

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さらにグーグルはサービス開始にあたって、ユーザーの使い方から学ぶのでGoogleアシスタントの機能を使えば使うほど適切にカスタマイズされるようになると述べている。

ポッドキャストのアップデートとあわせて、グーグルはGoogleアシスタントで地元の話題を簡単に聴けるようにする。「Hey Google, play local news(ローカルニュースを再生して)」「Hey Google, play news about [your city]((街の名前)のニュースを再生して)」と話しかければ、ネイティブ音声とテキスト読み上げのローカルニュースのミックスを聴くことができる。この機能を利用すると、Your News Updateの選択にも反映されるようになる。

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(翻訳:Kaori Koyama)