女性の悩みを解決するパーソナルカラー診断やオリジナルマスクでwithコロナの新事業に挑戦するStyle Works

次の記事

Disrupt 2020に参加してTC10に会おう

日常にマスクが欠かせなくなっているいま、スタートアップ企業から続々と高機能マスクが登場している。

スポーツ用品D2CのTENTIALはスポーツウェアにも使われるポリエステル100%のメッシュ素材を使用した通気性の高いマスクを、D2Cランジェリーブランドを展開するashlynはブラジャーと同じ吸水性のある国産綿を使用したレース地のマスクを販売している。

そうした中、パーソナルカラー診断を中心としたイメージコンサルティングサービスを手がけるStyle Worksは、不織布マスクによる顔映りや肌荒れに悩む女性たちの声を受け、「自分に似合う色で選ぶ、業界初のパーソナルカラーに合わせたマスクブランド」のirodoriを立ち上げた。販売開始後、1週間で約2000枚が完売している。

同社代表の三輪詩織氏は、アパレルや化粧品業界などで活躍していた人材を中心に採用を進めながら、設立3年で年間約3000人以上が来訪するサロンを作り上げた。また、多岐にわたる企業に対して、カラー診断メソッドを活用したイベントやコンテンツ企画、そしてサービス開発などを積極的に展開している。コロナ禍で新規事業に取り組む三輪氏にこれまでのキャリアや今後の意気込みを聞いた。

三輪詩織(@style_work
大学卒業後、大手人材広告会社での営業を経て、IT企業の広報に。イベント企画・メディアキャラバン・取材対応などに従事した後、関連会社の取締役に抜擢される。2017年、パーソナルカラーや骨格診断を軸にしたイメージコンサルティングを行う株式会社Style Worksを設立。

長男の出産を機に独立を決意

一部上場企業のグループ会社で取締役に抜擢された三輪氏が独立・起業を考えるようになったのは、子供の存在が大きかったという。

「自営業の親の影響もあり、学生の頃からいつかは自分も、という思いがありました。役員に抜擢していただくというありがたい機会にも恵まれたのですが、出産を機に、自分の働き方や時間の使い方など色々なバランスを見つめ直すように。1年間、取締役として勤務したのちに起業を決意しました」。

美容業界出身ではない彼女がパーソナルカラー診断に目をつけたのは、ファッションアドバイザーをしていた姉がきっかけだ。姉の仕事をたまたま目にする機会があった際、カラー診断によって似合う色を身につけたお客様の印象がガラリと変わる様子に感銘を受ける。

「パーソナルカラー診断は、自分に似合うものを探す女性にとって、とても役立つサービス。伝え方や展開の仕方次第で、もっとスケールさせられるのではと可能性を感じました」。

その後、パーソナルカラー・イメージコンサルタントに関する教室をまわり独自で研究を重ね、2017年にStyle Worksを設立する。

大事にしていることは「主流からの脱却」

パーソナルカラー診断サービスを提供する企業や団体は数多く存在する。その中で、三輪氏が意識しているのは「主流からの脱却」だ。オリジナル性を意識し、時代に合わせて柔軟にサービスの形態を変化・進化させる。そのために、サロン経営を基盤として、そこで得た顧客の悩みや意見を参考に従来の枠を超えた新しいサービス開発に注力してきた。

その1つが、2018年にデジタルガレージと共同開発したAIを活用したオンラインパーソナルカラー診断サービスのirofit だ。ユーザーの顔写真1枚からカラータイプを瞬時に判定するという機能が評価できるというもの。

「irofitを導入いただくことで、特に化粧品やアパレルなど“色数の多い商品を扱う”企業は、その中からユーザーに似合う色の商品を提案することが可能になります。私はコンテンツ担当として、クライアントの商品にどのように診断メソッドをかけ合わせるといいのか、全体設計を考えアドバイスしています。

これまでは、カラー診断技術を持ち合わせた人が、対面で直接お客様の診断を行うのが主流でした。ただデジタルを活用していくことで、このサービスの汎用性はもっと広がると考えています」。

2000枚のマスクが1週間で完売「近日中に秋冬カラーの販売も」

Style Worksのサロンは都内だけでなく、大阪と名古屋まで拡大。順調に成長する中で訪れた新型コロナウイルス。マスク不足が嘆かれる4月に、次の新たな試みとしてパーソナルカラーマスクの生産に着手した。

「マスクを生産できる工場に数え切れないくらい問い合わせをしました。けれど、4月は需要がピークだったため、なかなかうちのような小さい会社の新規発注は相手にしてもらえず……。そんな中、岩手県の老舗染物工場に、このマスクにかける想いに共感していただけて、交渉の末生産をお願いすることに決めました」。

パーソナルカラーに合い、気持ちを前向きにしてくれるような色をと、工場の染め職人とオンラインでの打ち合わせを重ねて色味を調整。どんなシーンにもマッチするベーシックカラーと、気分転換やイメージチェンジとしても使えるアクセントカラーの2色がセットになっている。

初めてのプロダクトということもあり、どれくらい売れるかわからないという不安を抱えながら2000枚を販売したところ、一週間で即完売。慌てて追加発注をかけたという。

「休業要請のためサロンを休業し、売り上げが見込めない中での先行投資でしたが、あの時決断してよかったと本当に思っています。今は8種類ですが、これからの季節に向けて秋・冬のカラーも近日販売を始める予定です」。

関連記事:完全キャッシュレスカフェ運営のカンカクが資金調達、新店舗出店に加えサブスク・EC拡充

カテゴリー:ネットサービス

タグ:Style Works 日本