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インドのミレニアル世代向けの投資アプリGrowwが31.8億円を調達

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インドでは毎月1億5000万人以上がデジタル決済アプリを使用しているが、投資信託や株式に投資しているのは約2000万人にすぎない。その状況をミレニアル世代に訴求することで変えようとしているスタートアップが、大きな資金を得た。

バンガロールを拠点とするGroww(グロウ)はインド時間9月10日、シリーズCラウンドで3000万ドル(約31億8000万円)を調達したことを発表した。Y Combinatorの成長ステージ投資ファンドであるYC Continuityがこのラウンドを主導し、既存の投資家であるSequoia India、Ribbit Capital、Propel Venturesが参加した。今回のラウンドによって、創業3年のスタートアップGrowwの調達総額は5900万ドル(62億5000万円)になった(未訳記事)。

Growwを使えば、ユーザーは体系的投資計画(SIP)や 株式連動型貯蓄などを含む投資信託に投資することができる(未訳記事)。このアプリは非常に簡素化されたユーザーインターフェイスを採用することで、主にミレニアル世代を中心とした顧客層に、投資の世界を理解しやすいものとする。なお現在インドで利用可能なすべてのファンドを提供している。

Growwの共同創業者で最高経営責任者のLalit Keshre(ラリット・ケシュレ)氏はTechCrunchのインタビューの中で、この数か月間、同スタートアップは、ユーザーがインド企業の株やデジタルゴールド(現物に裏打ちされた金の所有権)を購入できるようにサービスを拡大してきたと語った。ケシュレ氏とGrowwの他の3人の共同創業者たちは、自分たちのスタートアップを立ち上げる前は、Flipkart(フリップカート)で働いていた。

Growwは、投資信託の提供によって800万人を超える登録ユーザーを集め、20万人以上のユーザーがプラットフォーム上で株式を購入したとケシュレ氏は語る。新しい資金により、Growwは国内でのリーチをさらに拡大し、新製品の導入も行うことができると彼はいう。

そうした新製品の1つは、ユーザーが米国上場企業の株式とデリバティブを購入できるようにする機能だという。ケシュレ氏によれば、スタートアップはすでに一部のユーザーで、この機能をテストしているという。

YC ContinuityのパートナーであるAnu Hariharan(アヌ・ハリハラン)氏は声明の中でこう述べている「Growwはインドで最大の、消費者向け仲介会社になりつつあると思います。まだ会社が単なるアイデアだった時期に、創業メンバーたちとYCで出会いました。彼らは世界レベルでもトップクラスのプロダクト開発者たちだと思います。私たちは世界最大の小売金融プラットフォームの1つとなるGrowwとパートナーであることに感謝しています」。

ケシュレ氏によると、Growwのユーザーの60%以上がインドの小さな都市や町の住人で、さらにその60%が、これまでにこうした投資を行った経験がない人たちだという。スタートアップは、投資の世界について人びとを教育するために、いくつかの小さな都市でワークショップを行っている。そしてそこにこそ成長の機会が転がっている。

Sequoia Capital Indiaの代表であるAshish Agrawal(アシシ・アグラワル)氏は声明の中で、「インドでは金融市場への個人投資家の参加が増加しています、前四半期だけで200万人の新しい株式市場投資家が生まれました」と述べている。

現在Zerodha、ETMoney、INDWealth、Cube Wealthといった数多くのスタートアップがインドで登場し、拡大して、同国内で増加するインターネット人口に資産管理プラットフォームを提供している。Paytmなどを含む多くの既存の金融会社たちも、投資信託への投資を含めるように提供内容を拡大している。ここ数カ月、インドで金融サービスのカタログを積極的に拡大した(未訳記事)したAmazon(アマゾン)も、デジタルゴールドをインド国内で販売している。

画像クレジット:Dhiraj Singh / Bloomberg / Getty Images

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(翻訳:sako)