NASAが「月の石」採取を民間企業に依頼、地球への持ち帰りは不要

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NASA(米国航空宇宙局)は月面表土の標本を民間企業から購入したがっている。米国時間9月10日のブログに、Jim Bridenstine(ジム・ブライデンスタイン)長官が書いた。これは2024年までに再び人類を月に送り、現地で永続的な人間による研究を可能にするというNASAの大きな野望の一環だ。NASAは月面の「任意の場所」から少量の石と土を採取し、採取のプロセスと集めた標本の写真を撮影する提案をするよう、民間宇宙企業に依頼した。

この提案書は、民間企業に標本の採取だけを求めていて、標本を調査のために地球に持ち帰る必要はない。必要なのは、集めた標本をNASAに、月面の「現場」で手渡すことであり、はるばる地球まで送り届けるよりもはるかに難易度が低い。採取方法の詳細はNASAが「後日」発表する。

いくつかの規則と仕様に注意が必要だ。NASAは標本の採取を2024年までに行うこと、および所有権の移譲を求めている。また、これは米国の民間宇宙会社だけではなく全世界の企業が対象で、NASAが2社以上を採用する可能性もある。支払いに関して、選ばれた企業は契約金額の10%を選出時に受け取り、収集機器の打ち上げ時にさらに10%、標本が収集され、手渡された時に残りの80%が支払われる。

地球外資源収集に取り組んでいる企業はいくつかあるので、この募集には興味深い応募者がでてくるかもしれない。ちなみにこれは、月面着陸船に実験装置を輸送するNASAの商業月面輸送サービス・プログラム(CLPS)とは別プロジェクトだが、CLPSのために開発中の着陸船や月面探査ロボットを使って月の表土を集めようと考えている企業やスタートアップもあるにちがいない。

画像クレジット:iSpace

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook