大変身して一段と使いやすくなったOral-Bのスマート歯ブラシiOシリーズ

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「スマート歯ブラシ」というコンセプトに対して「生活用品の中で、IoTのようなアップグレードが一番不要な物なんじゃないの」とからかう人もいるかもしれない。しかし、Oral-B(オーラルB)は近年、Bluetooth搭載やアプリ連動など、電動歯ブラシを継続的にアップグレードし続けている。そして、同社のスマート電動歯ブラシの最新モデルとなるiOシリーズは、実に賢く高性能で、歯をより良く磨き上げ、健康を維持するのに大いに役立ちそうだ。

製品の概要

オーラルBのiOシリーズは、同社の他の電動歯ブラシと比べて、そのデザイン、機能設定、アプリケーションなどにおいて、非常に革新的だ。Braun(ブラウン)との提携により、以前よりはるかに優れた新しいデザインが実現した(詳細は後述)。また、カラーディスプレイには、以前のどのシリーズよりも詳細な情報が視覚的にわかりやすく表示される。また、ワイヤレス充電器も新しくなり、マグネットで固定されるようになった。そして、新しいコンパニオンアプリのガイド機能も大幅に強化され、使っていくうちにアプリがユーザーについて学習していく機能が追加された。

Image Credits: Darrell Etherington

iOシリーズは、その種類によって、付属するアクセサリーや装備が異なる。例えば、シリーズ8の付属品は、電動歯ブラシ、充電器、替えブラシ2個、そしてキャリーケースだ。また、シリーズによって、その機能も異なる。例えば、最も手頃な価格で入手できるシリーズ7には、シリーズ8にある「超やわらかクリーン」ブラッシングモードが付いていないし、舌磨きモードが付いているのは最上位のシリーズ9だけだ。

使い方は至って簡単だ。二つあるボタンのうちの一つを押せば、歯ブラシが自動的にいろいろな磨き方のモードに移り変わる。そして、もう一つのボタンを押すとブラッシングが終了する。力加減によってLEDライトの色が変わるため、適度な圧力で磨けているかどうかが一目でわかる。さらに、30秒に1回、また、歯科医師による推奨時間である2分に達したときに、バイブレーションで知らせる仕組みになっている。

加えて、iOSやAndroidアプリをダウンロードしてiO電動歯ブラシをBluetoothでつなげると、より詳細なフィードバックや、どの歯をどれだけ磨いたかを、わかりやすい図で見せてくれるガイド付き歯磨きモードも使用できる。

Image Credits: Darrell Etherington

デザインと機能

このiO電動歯ブラシの新しい工業的なデザインは、あらゆる面において、従来のオーラルB電動歯ブラシに比べて画期的に改善された。とても使い心地がよく、新しいデザインの交換可能なブラシヘッドは、本体にしっかりと装着できるだけでなく、取り付けもスムースで、本体の流れるような線形を損なわない。筆者がレビューした黒のモデルは、滑らかだが少しテクスチャーのある仕上がりで、大変持ちやすく、肌触りも素晴らしかった。そして、搭載されたティスプレーはフルカラーで明るく、今どのモードを使って磨いているのか、バッテリーの残量がどれくらいなのか、といった点がわかりやすく表示される。磨き終わるとスマイリーフェイスが表示されて、ブラッシング内容の良し悪しがすぐにわかるのもうれしい機能だ。

このモデルは、ビジュアルとバイブレーションによる優れたフィードバックを備えている。見えやすい位置にLEDリングが配置されていて、適度な圧力で磨いているとLEDが緑色に光り、圧力が少しでも強すぎるとすぐに赤になる。筆者は常に強すぎる圧力で磨いてしまう癖があったので、この機能のおかげで、悪い癖は直され、適度な圧力とリズムよく磨けるようになった。

新しい充電器は、従来のオーラルB電動歯ブラシの充電器にあった支柱がなくなり、代わりに、Apple Watch(アップルウォッチ)充電器にも使われているマグネット式が採用されている。そのため、気付かずに触れてしまったときなどには、少し倒れやすくなると思う。けれども、筆者は、このデザインのおかげで、歯ブラシも充電器も以前より清潔に保ちやすいという大きな利点があることに気が付いた。また、この充電器は、カウンターのスペースをあまり取らなくて済む。プラグに差し込むと、液晶ディスプレイにバッテリーレベルが表示される。

Image Credits: Darrell Etherington

前述の通り、もちろんコンパニオンアプリなしでもオーラルBのiOは使える。けれども、アプリには、ガイド付きブラッシングモードや、ブラッシングの追跡機能もあり、日常ケアのルーティン向上に大変効果的である。ガイド付きモードでは、口の中が6つ(上に3つ、下に3つ)に区分され、今どこを磨いているのかが表示される。実際に使ってみて、この機能は精度に少し問題があるように感じたのだが、それでも、どの場所をもっと念入りに磨くべきかというだいたいの見当を付けられる程度には正確に表示された。

このアプリでは、ガイド付き歯磨き機能を使うたびにそのセッション内容から情報が収集され、その情報をもとに、磨き方の具体的な改善方法が提供される。フロスやマウスウォッシュをしたことや、歯茎の出血があったことを自主的にアプリに入力すると、もっと詳細な状況追跡も可能になる。

総合評価

Image Credits: Darrell Etherington

オーラルBのiOシリーズは、シリーズ8が249ドル99セント(約2万6500円)、シリーズ9は299ドル99セント(約3万1800円)と、同社の電動歯ブラシのラインアップの中で最上位のモデルである。梱包内容は、歯ブラシ本体に付いているヘッドに加え、交換用ヘッド2個、つまり合計3個のブラシヘッドと、旅行用携帯ケース、充電器だ(シリーズ9には、合計4個のヘッド、充電トラベルケースが付属しており、電動歯ブラシ自体にも追加のセンサー機能やモードが搭載されている)。それに比べて、一番ベーシックな電動歯ブラシは50ドル(約5300円)程度、もしくはそれ以下で入手できる。

というわけで、このiO電動歯ブラシは、その優れた構造と質の高いブラッシングによって、安価な歯ブラシを使用したよりも口腔内をより清潔にできることは確実である。最高級の電動歯ブラシのためなら余分な支出をいとわない、というのであれば、より清潔な口腔環境を毎日維持していくためのルーティン確立を目指す人にとって、知能的な機能と魅力あふれる人間工学的デザインを兼ね備えたこの製品は、最高に素晴らしいオプションだと思う。

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カテゴリー:ハードウェア

タグ:Braun レビュー

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(翻訳:Dragonfly)