穀物サイロ内を泳いで内部の状況を監視するロボを開発するCrover

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Croverのロボットプラットフォームは、最もセクシーなものでも、最もエキサイティングなものでもない。 特に、宇宙旅行を視野に入れて人生をスタートしたスタートアップにとっては、そう見えるだろう。しかし、ロボット工学と自動化の本当の未来は、雇用者が人間の労働者を見つけるのが難しい、退屈で汚く危険な仕事にある。穀物サイロの監視は、少なくとも、最初の部分で大きな存在意義があるだろう。

Disrupt 2020で米国時間9月17日に開催されたセッションです、スコットランドのエディンバラを拠点とするCroverが、そのロボットソリューションを発表した。このロボットはアメリカンフットボールのような形をした小型のロボットで、穀物サイロの中を泳ぐように設計されており、農家に環境条件をよりよく理解してもらうことができる。温度や湿度は穀物の貯蔵に大きな影響を与え、環境条件が悪ければ最悪の場合、穀物貯蔵の大部分を破壊してしまう可能性がある。

Croverロボットは、従来の静的な方法よりもはるかに完全で的を絞った穀物貯蔵の分析を提供するように設計されている。ロボットはサイロの中に住み、分析する際にはサイロの中に飛び込む。 そのすべての情報はダッシュボード上に送られ、農家に内部で何が起こっているかのより完全な画像を提供するのだ。

ロボットの将来のバージョンは、これらの問題のいくつかに対処できるように設計される予定だが、少なくとも今のところは、ロボットが環境問題を特定したときにサイロの所有者が環境問題に対処できるようになっている。

ロボットは、サービスとしてのハードウェアのサブスクリプションモデル、いわゆるRaasで提供され、農家はロボット1台あたり年間約3000ポンド(約40万8000円)のコストで運営できる。なお価格には、ハードウェアとソフトウェアソリューションが含まれている。穀物のサイロごとに1台のロボットを必要とするシステムにしては割高になるが、Croverによると、穀物の損失はグループに年間約2 万4000ポンド(約326万円)のコストがかかることが多いとのことだ。

Croverは、フルタイムの従業員が6名、パートタイムの従業員が1名と、まだ非常に小さなチームだが、2年後には成長を始める準備ができている。これまでのところ、同社の資金は主に助成金と自己資本(ブートストラップ)でまかなっている。それでも、現在、スコットランドを含む英国で2台のロボットを試験運用しており、スペインやイタリアを含むヨーロッパの他の地域からもかなりの関心が寄せられているそうだ。

同社は現在、来年5月の製品発売を目指している。

画像クレジット:Crover

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(翻訳:TechCrunch Japan)