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Lumos Matrix(製品・サービス)

スマートで安全な日帰り旅行に理想的な自転車用ヘルメット「Lumos Matrix」を試す

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私たちの多くは、まだ多かれ少なかれ自分の家や限られた社会的なスペースに閉じ込められている。しかし近い将来、多くの人にとって自転車に乗ることは喜びや再発見につながるはずだ。自転車に乗ることは、屋外で自分の町や都市を探索する素晴らしい方法だからだ。もしあなたがこの趣味を探求し始めたばかりだったり、長い間自転車に乗っていてなにかのアップグレードを探しているなら、Lumos Matrix(ルーモス マトリックス)のスマートヘルメットを検討してほしい。

iPhoneやApple Watchと連動するヘルメット

Lumos Matrix Urban Bike Helmet」は、現代的で都会的なヘルメットの美学と、シンプルな画像を含むさまざまなパターンを表示できるプログラム可能な大型LEDディスプレイを背面に備えている。リアライトパネルに加えてフロントライトも内蔵されており、付属の物理的なハンドルバーリモコンやApple Watchアプリと連動して動作する方向指示器も備わっている。本体色は、グロスホワイト仕上げ、またはマットブラックの2つを用意する。

さまざまな頭のサイズに対応できるようにデザインされている。ヘルメットの内側に2セットのベルクロパッドがあり、内側には調節可能なラチェット式のサイジングハーネスが付いている。これらでヘルメットの締め付けや緩めの調節が簡単にでき、22インチから24インチの範囲の頭のサイズにフィットさせられる。

外装はABS樹脂でできており、耐候性を備えているので、雨の中でも内蔵されている電子機器の状態を気にすることなく被ることができる。安全性とセキュリティのレベルをさらに高めたい場合は、MIPS(多方向衝撃防護システム)オプションも追加できるが、同社によると、それはまだ出荷されておらず「まもなく」とのこと。

ヘルメットのストラップに内蔵されたボタンで、オン/オフや内蔵パターンの切り替えが可能だ。スマートフォンとはBluetooth経由でヘルメットをペアリングでき、専用のアプリを使用して明るさを含む機能をカスタマイズし、さらには背面ディスプレイのための独自のカスタムパターンも作成できる。箱の中には、片方の端に標準的なUSB-Aコネクタを備えた充電ケーブル、もう片方の端にはヘルメットとハンドルバーリモコンの両方に電源を供給するための独自のマグネット充電面となっている。

装着感は快適、ライティングも十分

Lumos Matrixは、ほとんど連続した表面を特徴としており、ヘルメットの上部にはエアフローのための4つの通気口が備わっている。つばはシェルに内蔵されている。前述したように、透明なプラスチック製のカバーで保護された正面のライトはヘルメットに内蔵されているほか、7×11列LEDライトのリアパネルがあり、スクロールするテキストを含む画像やアニメーションを表示するできるドットマトリックススタイルのディスプレイとして使える。これらのLEDはすべてフルRGBなので、ユーザーは自分のディスプレイや内蔵のディスプレイを最大限に活用できる。

画像クレジット:UPJ

Lumosは「Kickstart」というヘルメットも作っているが、流線型の自転車競技風デザインになっている。Matrixの外観は、スケートボードや都市部の通勤自転車に使われているヘルメットに近い。見た目はしっかりしており、実際にテストしてみたところ、とても快適で涼しく通気性も十分だった。ヘルメットは頭より少し高い位置にあるように感じるが、しっかりとしたフォームのパッドが付いており、安全な保護具のように感じらる。全体的に見て、Matrixの構造と仕上げのレベルの高さには満足している。

Matrixは快適性にも優れており、サイズ調整可能なストラップがぴったりとフィットし、着用中にヘルメットがズレることはない。耳の近くのあごのストラップにあるアクティベーションボタンは、見つけやすく押しやすい。ヘルメット内部後方には、ハンドルバーの方向指示器を遠隔操作できる磁気ホルダーもある。ちょっとそこまでといったときのヘルメット着用に非常に便利だ。

スマートという面では、ヘルメットの電源を入れるだけで簡単にライディングができるように、車載照明のための実用的になセットをいくつか用意している。内蔵パターンはさまざまなだが、どれも視認性を高める役割を果たしてくれる。明るい照明は、明るい昼間に自転車に乗っているときでも、ドライバーやほかのサイクリスト、歩行者から見える能力を高めるだろう。

背面のドットマトリックスディスプレイのカスタマイズも簡単だ。もちろん、自分の芸術的な自己を表現するために多彩な設計を作成することに興味がなければ、はるかに実用的な理由のために使うこともできる。例えば「子供と自転車に乗っている」など単純なスクロールメッセージを表示するようにしておけば、周囲の人に注意を向けることができる。

付属のLumosハンドルバーリモコンは、箱から取り出してペアリングでき、ヘルメットの方向指示器を作動させるという点で非常に信頼性がある。LumosのApple Watch用アプリは、腕のジェスチャーを確実に認識してシグナル伝達を自動化するという点では精度がいまひとつだったが、これはあくまでも付加機能であり、ヘルメットをフルに活用するために必須のものではない。LumosはiOSの「ヘルスケア」アプリとも連携しているので、自転車に乗っている間のワークアウトを追跡することもでき、このヘルメットを使う際の全体的な体験をさらに高められる。

アップルオンラインストアでは2万7800円で販売中

Lumos Matrixは、明るくてカスタマイズ性に優れた、驚くほど統合されたスマートな照明システムを備えた素晴らしい自転車用ヘルメットだ。これがアップルのオンラインで販売されているのには理由がある。構造、ソフトウェアの統合とデザインの面で最高の品質だ。とはいえ、その小売価格は2万7800円からで、スマート機能のない高品質のMIPSヘルメットが6000円ほどだと考えると高価だ。

しかし、Matrixに搭載されているテクノロジーの多さを考えると価格設定には納得がいく。専用ライトは高価ではないものの、Matrixに搭載されているものは非常に高品質で、あらゆる照明条件で非常に視認性が高い。アクティブターンシグナルや自動ブレーキライトなど、ほかのどこにもないユニークな機能を提供しており、ほかのサイクリストや車両と道路を安全に共有するための能力をあなたに追加するだろう。

カテゴリー:ハードウェア

タグ:Lumos Matrix 自転車 レビュー

画像クレジット:Darrell Etherington

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(翻訳:TechCrunch Japan)