アマゾンの2020年プライムデーのグローバル売上高は1兆円超えの見込み、日本は10月13、14日に開催

次の記事

GoogleがiOSとAndroidの検索アプリに「ストーリー」機能を追加、まずは米国、インド、ブラジルから

延期されていたAmazon(アマゾン)のプライムデーについての新たな予測が米国時間10月6日に発表された。それによると、10月に開催されるプライムデーのグローバル売上高は2019年を上回って100億ドル(約1兆600億円)近くに達する。eMarketerは今回初めてのプライムデーの予測を発表し、消費者は引き続きeコマースにかなり金を使い、2020年のホリデーシーズンを前にお得な買い物を探す、とみている。

eMarketerは、2020年のプライムデーのグローバル売上高が99億1000万ドル(約1兆470億円)に達し、うち61億7000万ドル(約6500億円)は米国の消費者によるものになると予測している。

これは過去数年のプライムデーの売上を上回っている。2019年のプライムデーのグローバル売上高は69億3000万ドル(約7300億円)で、そのうち43億2000万ドル(約4560億円)が米国での売上だった。2016年の売上高は15億ドル(約1580億円)、2017年は24億7000万ドル(約2600億円)、2018年は41億3000万ドル(約4360億円)だった。

こうした数字は他の会社が算出したものとほぼ一致している。たとえば、Internet Retailerは2019年のプライムデーのグローバル売上高は71億6000万ドル(約7560億円)で、前年の41億9000万ドル(約4400億円)から増えたした、と推定した(Digital Commerce 360記事)。アマゾンはプライムデーの売上量については具体的に明らかにしないが、2019年はイベント期間中に1億7500万アイテムを販売したと述べている(未訳記事)。

画像クレジット:eMarketer

もちろん2020年のプライムデーを予測するのは、新型コロナウイルスパンデミックがeコマース産業に及ぼしている影響のためにかなり難しい。新型コロナによる健康危機はサプライチェーンを混乱させ、遅延を引き起こした。一方で消費者の需要は予測不可能なものになるかもしれない。大手小売でのこれまでのeコマース支出の増加は政府による景気刺激策と密接に結びついている。

パンデミックにより、2020年のアマゾンはほとんどのマーケットで毎年恒例のセールを7月中旬から10月にずらした。一方で、同社はインドでのプライムデーを8月に開催した。この開催時期は前年よりは後ろ倒しになったが、他の国で計画された今年のプライムデーよりは早かった。インドでの開催後にアマゾンは、過去最多の販売事業者が参加し、少なくとも100万人の新規プライム会員を獲得したと明らかにしている。

開催時期の変更にもかかわらず、2020年のプライムデーも引き続きトラフィックや売上高が増加するとeMarketerのアナリストはみている。

「2015年のプライムデー開始以来、アマゾンはイベントのスケールや扱いを拡大してきました」とeMarketerの主任アナリストAndrew Lipsman(アンドリュー・リップスマン)氏は述べた。「毎年わずかに変化していて、Lightning Dealsそして中心的に取り扱われるAmazon EchosやFire TVの大幅割引など、顧客や販売事業者はある程度予想ができました。販売事業者は販促や広告戦略のための作戦を練り、それに応じて在庫の準備もできました」。

アマゾンはすでにプライム会員向けにEcho Show 5の割引は90ドル(約9500円)のものが45ドル(約4700円)に、Echo Autoのディスカウントは30ドルオフの19.99ドル(約2100円)となっている。さらにこれまでよりも安いEcho Dots、Insignia 4K TVやBlink Miniデバイスなどで動くAmazon TVの割引などお得なディールの提供を開始しているが、プライムデーは正式には10月13日から始まる。

プライムデーはまた、決まって競合企業のセールを刺激する。これにより、アマゾンのイベントは他のeコマース小売に恩恵をもたらすオンラインショッピングの増加につながる。2020年3月時点でオンライン小売の37%がプライムデーの計画は新型コロナの影響で未定だと述べた。しかし56%がプライムデーの売上は芳しいものになると期待している、とeMarketerは指摘している。

これまでのところ、Target(ターゲット)はプライムデーに対抗するために大々的なセール「Target Deal Days」を計画していて、プライムデーと同じ期間に数十万ものアイテムでブラックフライデーのようなディスカウントを約束する。一方のWalmart(ウォルマート)はひと足早い10月11日から10月15日までイベントを開催すると明らかにした。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:Amazoneコマースプライムデー

画像クレジット:Smith Collection/Gado / Getty Images

原文へ

(翻訳:Mizoguchi