トランプ大統領がSNSルールに再違反、新型コロナはインフルより「はるかに致死力が弱い」と虚偽の主張を投稿

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Facebook(フェイスブック)とTwitter(ツイッター)は米国時間10月6日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)はインフルエンザより「はるかに致死力が弱い」と主張したDonald Trump(ドナルド・トランプ)大統領の投稿に対して行動を起こした。トランプ氏は、新型コロナウイルス検査陽性後に治療を受けていたウォルターリード医療センターでの複数日にわたる滞在からホワイトハウスに戻ったわずか数時間後にそのツイートを発信し、同じメッセージをフェイスブックに投稿した。

フェイスブックは10月9日、トランプ氏の投稿を直ちに削除し、同社は「新型コロナウイルスの重大性に関する誤った情報を削除するためにこの投稿を削除した」と説明した。ツイッターはそのツイートを、新型コロナの誤解を招く情報や誤情報の発信に関する同プラットフォームの規則を破ったという警告で覆った。

「このツイートは新型コロナウイルスに関する誤解を招く健康情報を主張し、新型コロナの誤解を招く情報に関する当社のポリシーに違反したため、公共の利益に関する警告をツイートの手前に配置しました」とツイッター広報担当者は語った。

トランプ大統領の投稿を削除することは稀だが、フェイスブックにとって初めてではなかった。2020年8月にフェイスブックは、子供は新型コロナウイルスに対して「ほぼ免疫がある」と同氏が主張する自身がシェアしたビデオを削除した。その動画はFox News(フォックス・ニュース)で放映されたものだった。

ツイッターでは、トランプ氏のツイートは「著しく制限された」扱いを受けることになる。つまり、説明のないリツイートやいいね!、リプライなどができず、ただし掲載は続ける、なぜなら公共の利益に適うため、という意味だ。ツイッターが措置を講じるまでの間に、そのツイートは5万9000回リツイートされ、18万6000のいいね!がついた。


フェイスブック、ツイッターともに、パンデミック関連誤情報の拡散に関するポリシーを2020年に新たに作成した。パンデミック初期の頃、新型コロナウイルスはインフルエンザ並み、という誤った主張はトランプ氏と彼の支持者が繰り返す口癖だった。しかしウイルスが数カ月にわたって米国各地を襲ってから、新型コロナはインフルエンザのようなものという主張の嘘がいっそう明白になった。

新型コロナウイルスについてはまだ多くのことがわかっていないが、患者の体内で侵略的で予測不可能な経路を通ることが可能であり、肺以外の重要臓器を攻撃し、感染した人たちはいまだに完全には研究や理解もされていない健康障害が長期間続くこともある。トランプ氏の主治医は、大統領はウイルスとの戦いで「まだ困難を脱していない可能性がある」と語った。

この数カ月間、SNSでの大統領の虚偽発言は、郵便による投票というパンデミック下の投票で多くの米国人が依存しているシステムの安全性に関する嘘へと移行してきた。

しかし、酸素補給と3種類の実験的治療を受けた病院での複数日にわたる滞在後1日と経たないうちに、トランプ氏自身がウイルスの診断を受けたことは、この国の経済を破壊し20万以上の命を奪った健康への脅威に少しでも真剣に取り組む意志を意味しないことが明らかになった。

むしろトランプ氏はツイッター、フェイスブックなどのプラットフォームに政治戦争を仕掛け続ける構えだ。選挙結果が彼にチャンスを与えればの話だが。すでにトランプ氏は、ソーシャルメディアがユーザー生成コンテンツの責任を回避するための重要な法規定である通信品位法第230条を廃止する意向を表明している。

トランプ氏は、10月6日にインフルエンザは新型コロナウイルスより悪いと発言した彼の投稿に対してツイッターとフェイスブックが措置を講じた後、「REPEAL SECTION 230!!!」(230条を廃棄せよ!!!)とツイートしている。

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カテゴリー:ネットサービス
タグ:ドナルド・トランプFacebookTwitter

画像クレジット:Jabin Botsford/The Washington Post via Getty Images

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook