アップルが英国とカナダでiPhoneに健康記録機能を追加、サーバー経由なしで暗号化データを医療機関に直送

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アップルは、英国カナダの2つの新たな市場で、iPhoneの「ヘルスケア」アプリの「健康記録」(Health Records)機能のサポートを追加した。電子カルテ機能はもともと2018年に米国でデビューしたもので、現在では米国の500カ所以上の施設でサポートされている。まず、カナダでは3つの病院、英国では2つの病院でサポートされることになるが、もちろん時間の経過とともにサポートをより多くの病院に拡大する計画だ。

アップルのEHR(Electronic Health Record、医療情報基盤)機能は、ユーザーのプライバシーを念頭に置いて開発されている。具体的には、ユーザーのiPhoneと医療提供者の間で転送される情報は暗号化されており、中間のサーバーストレージなしにデータが直接転送される。また、ユーザーのデバイス上の健康記録データは完全に暗号化されてローカルに保存され、ユーザー個人のパスコード、およびTouch IDやFace IDに対応したデバイスでのみロックを解除することができる。

iPhone上の健康記録は、組織的なサポートを必要とするが、個人の医療データの高度な所有権を提供できるだけでなく、データがポータブルであり、患者を追跡してさまざまな医療施設や医療提供者と統合できることを確認する手段も提供できる。これまで世界各地でEHRシステムを統一し標準化するために多くの努力がなされてきたが、広範な支持を得たものはほとんどない。アップルの強みは、モバイル市場の約半分を占めるデバイスであるiPhoneを世界で幅広く扱うことができ、ユーザーフレンドリーで明確かつ簡潔なデザインだ。

カテゴリー:ヘルステック
タグ:アップルiPhone

画像クレジット:Apple

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(翻訳:TechCrunch Japan)