Slackが企業間メッセージングを容易にするセキュリティ機能を新導入、ビデオ・音声埋め込み機能も実験中

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Slackは今週、Frontiersカンファレンスをバーチャルで開催中で、企業間パートナー間のメッセージをより簡単にするためのいくつかの新機能を紹介した。また、今後プラットフォームに登場する可能性のある実験的な機能についても触れた。

まずは、社外のパートナーと安全な方法でコミュニケーションを取るのに役立つ機能を紹介しておこう。共同やファイル共有など、信頼できるパートナーと密接に連携して仕事する際には、セキュリティ面で常に難しい問題に直面する。

この問題を解決するために、同社は信頼できるパートナー(Trusted Partners)という概念を作った。これにはいくつかの要素が含まれ、その1つがSlack Connect DM(ダイレクトメッセージ)で、組織内のユーザーは招待状を送るだけで社外の誰とでもコラボレーションできるようになるというもの。

Slackエコシステム内の誰にでもダイレクトメッセージができるようになりました。つまり、Slackのライセンスを持っている人なら誰でも相互に接続できるということです」と、Slackのプロダクト担当副社長を務める Ilan Frank(アイラン・フランク)氏は説明する。なお同社は今週この新機能を紹介しているが、広く利用できるようになるのは来年になるだろう。

我々は、これを広く利用できるようにする前に、多くの異なる情報プライバシーとセキュリティ(コンポーネント)に焦点を当てて、スパムやフィッシング攻撃などを影響を確認するつもりです。Slack Connect DMは、LinkedInFacebookメッセンジャーのように、誰もがあなたとつながることができるようなものではありません。これはビジネスのためのビジネスに特化したものです」とフランク氏。

なお、Slackはこの機能の実装を確実に実現するために、いくつかのコンセプトを導入している。その1つは、Twitterの検証済みユーザーに少し似たVerified Organizations機能で、Slack上で情報交換を始める前に信頼して仕事をしている組織の誰かと取引していることを確認できるようする。

フランク氏によると「誰かがダイレクトメッセージやチャネルを通じてあなたに接続してきた場合、接続する前に相手が検証済みのSlack組織からのものかどうかを確認できます。インターネットにサインアップしたばかりの人であれば、あなたはその人のことを聞いたことがなく、その人と関係を持っていないし、誰なのかもわからない」とフランク氏。同機能によりSlack管理者は、Slack上でどの組織や個人が組織内の人と接続できるかを合理的にコントロールすることができ、ほかの新機能を責任を持って使える。

2つ目のManaged Connections機能は、Slackの管理者がSlack上でどの組織や個人が組織内の人々とつながるかを合理的に管理できるようにするもので、ほかの2つの新機能を確実に責任ある方法で使用されるよう支援する。

フランク氏は「組織はコントロールの精度をさらに細かくし、関連する外部組織によって異なるポリシーを設定したいと考えています」と説明する。管理者はManaged Connectionsを利用することで、外部組織とのさまざまなタイプの関係に関するポリシーを設定できるようになる。

これらの新しいツールはすべて今週発表されるが、今年中か来年初めに一般リリースされる予定だ。

同社が取り組んでいることの中には、Slackのチャネルにビデオやオーディオを埋め込むことを可能にする、単なるテキストメッセージングツールを超えた拡張する計画もある。ただし同社は「これらの機能は現時点では単なる実験にすぎず、将来的に製品化されないかもしれない」と念押しした。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:Slack

画像クレジット:NOAH BERGER / Getty Images

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(翻訳:TechCrunch Japan)