音声学習サービス運営のKnowableが教育コンテンツへの無制限アクセスをサブスクで提供へ

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Andreessen Horowitzらが投資している音声による学習サービスを運営するKnowableが、ビジネスモデルを変えようとしている。

同社が昨年ローンチしたときは、ユーザーにクラス単位で課金していた(未訳記事)。しかし米国時間10月15日からは完全なサブスクリプション制(会員制)に移行し、利用者は年額50ドル(約5300円)または月額9.99ドル(約1050円)でKnowableのライブラリに無制限にアクセスできる。

共同創業者でCEOのWarren Shaeffer(ウォーレン・シェーファー)氏は今回の変更について、「ユーザーは毎日、学習というアクションをするという、私たちのミッションにより近くなる」と語る。というのも、会員制によって、Knowableでの勉強が一度だけの体験ではなく継続的な習慣になるからだ。

同氏によると、今すでに24%の利用者が、後から新しいコースに登録することによって複数のコースを受講している。そして、このことによって同社は、短時間のレッスンなど、そのほかの形を実験できる。それは、MasterClassのようなビデオによるクラスを提供しているところの会員制と同じ形だ。

しかしそもそも、なぜ音声なのか?シェーファー氏によると、彼と共同創業者のAlex Benzer(アレックス・ベンツァー)氏はどちらも「偉大な教師は人生の軌道を変える」ということを、自分の体験として知っている。それと同時にいま、何時間もビデオを見続けることのできる人は少ない。

Knowable team

Knowableのチーム

「今のオンライン学習サービスは、どこも構造的に勉強するためには画面を見つめる必要があるという考えにとらわれています」と同氏。

しかも、今では多くの人々が新しいことを知りたいと思ったらポッドキャストを聴いている。そこで二人は、散歩に行くときにはその時間を「栄養豊富な」コンテンツで気楽に過ごせるをコンセプトにKnowableを創業した。「栄養豊富な」に対して、いまの犯罪ニュースなどの多いポッドキャストを「カロリーがない」と評しているのだ。

シェーファー氏は「SNSで暗いニュースを追っかけるよりも、自分で目標を決めて勉強していくほうが楽観的で自信に満ちた人生を送れる。そうやって人々を助けるコンセプトは、素晴らしいと思いました」と語る。

Knowableの現在のコースには、起業に関するRedditのAlexis Ohanian(アレクシス・オハニアン)の講義や、フードジャーナリストMark Bittm(マーク・ビット)の正しい食生活講座、人前で話すときの話術に関するさまざまなエキスパートからのアドバイスなどがある。

同氏によると、現在のKnowableのライブラリには教育的コンテンツが100時間ぶんある。その約半分は同社のオリジナルだ。オリジナルコンテンツのチームを指導しているのは、人気ラジオ番組「This American Life」のプロデューサーを務めるAmy O’Leary(エイミー・オレアリー)氏。ライブラリのコンテンツの残り半分は、新たにできたキュレーターのいるマーケットプレースからで、そこでは誰もが自分のコースを売ることができる。

ただしKnowableのコンテンツは、音声オンリーではなく音声ファーストだ。つまり、クラスを聴くだけでなく、小テストや練習問題などもある。

「音声は人に人生のヒントやひらめきを与える、素晴らしいメディアです。そのためにKnowableは、プロ級の能力の自己開発や、自己改善、健康などの『ソフトなスキル』にフォーカスしていいます」とシェーファー氏。

「ただし」と念を押す。「具体的で高度なスキルは、音声だけで教えることはできません。今Knowableはプログラミングのコースを準備していますが、それはプログラミングの学び方のさまざまな選択肢を教える概論です。それを発射台にして、本格的な勉強に取り組んでほしいのです」。

カテゴリー:EdTech
タグ:Knowable

画像クレジット: Knowable

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa