PayPalが仮想通貨の売買サービスを米国で開始、Paxosと提携

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PayPal(ペイパル)は新たなサービス立ち上げで仮想通貨企業Paxos(パクソス)と提携した。米国のPayPalユーザーは間もなく仮想通貨を売買したり保有したりできるようになる。ほどなく米国以外の国でも利用できるようになる見込みだ。

差し当たってはBitcoin(ビットコイン)、Ethereum(イーサリアム)、Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)、Litecoin(ライトコイン)を取り扱う。ユーザーは仮想通貨の売買でPayPal口座を活用できるようになる。こうした取引や管理の業務は裏でPaxosが受け持つ。

PayPalは、2021年初めには仮想資産をPayPalでの買い物に使えるようにしたい考えだ。まず最初に仮想通貨を交換することなく毎日の買い物に仮想通貨を使う良い方法となるかもしれない。

PayPal加盟店は世界中に2600万店ある。客の仮想通貨での支払いでそうした加盟店が影響を受けることはない。決済が行われるとき、すべてフィアット通貨に変換される。

今回の取り組みの一環として、PayPalはニューヨーク金融当局から条件付きのBitLicenseを取得した。ニューヨークではPaxosとの提携のもとに仮想通貨サービスの立ち上げが可能になる。

PayPalの仮想通貨サービスは徐々に展開される。関心のある人はPayPalのウェブサイトでウェイトリストに登録できる。2020年11月あたりからは誰でも仮想通貨関連の機能にアクセスできるようになるはずだ。PayPalはすでに仮想通貨取引の一新した手数料について詳細を明らかにしている。

フィアット通貨から仮想通貨、そしてその逆の取引も手数料は高くなる。取引額が100ドル(約1万500円)以下の場合その額の2.3%、100〜200ドル(約1万500〜2万1000円)で2%、200〜1000ドル(約2万1000〜10万5000円)で1.8%、1000ドル(約10万5000円)超で1.5%となる。25ドル(約2600円)以下には最低手数料0.50ドル(約50円)が適用される。また、売買価格価格差があるともウェブサイトには記載されている。ただし手数料は2021年までは免除される。

参考までに、Coinbaseは200ドル(約2万1000円)以上の取引には1.49%の手数料を課すが、それ以下の額の手数料は固定だ。デビットカードでの仮想通貨資産の購入の手数料はより高く、取引額の3.99%となる。Square(スクエア)の Cash Appの手数料はさまざまで、Robinhood(ロビンフッド)は市場価格にマークアップを上乗せして隠している。

米国で仮想通貨取引のためにPaxosと提携しているRevolut(レボリュート)は、無料顧客に対し2.5〜3%の手数料を課している。プレミアムユーザーであれば手数料は1.5%になる。

多くの企業が仮想通貨のPayPal的な存在になろうと試みてきた。結局、仮想通貨PayPalはPayPalだったようだ。

カテゴリー:フィンテック
タグ:PayPal仮想通貨

画像クレジット:Dan Kitwood / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi