Teslaが「フル自動運転」オプションの価格を100万円超に引き上げ

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Tesla(テスラ)は、その「Full Self-Driving(FSD、フル自動運転)」ソフトウェアアップグレードオプションを先週から段階的にリリースし始めているが、創業者でCEOのElon Musk(イーロン・マスク)氏の予告通り(未訳記事)、同時にその価格を1万ドル(約104万円)に引き上げた。これにより、パッケージの価格はこれまでの価格から2000ドル(約20万9000円)も(未訳記事)値上がりした。同価格は2019年5月から着実に上昇を続けてきている。

FSDオプションは、Teslaのドライバー支援技術Autopilotを補完するオプションのアドオンとして既に販売されていた。ただし、2020年10月のベータ版がローンチされるまでは、テスラのオーナーは機能自体を利用できないままだった。これはまだ限定的なベータ版に過ぎないものの、それでもマスク氏とTeslaがFSDという名の下に公開しようとしていたものに近いものである。Teslaは量産型の車両向けのフル自動モードを何年も宣伝し続けていた。

「フル自動運転」という名前にもかかわらず、FSDはSAEインターナショナル(米国自動車技術者協会)によって定義され、ほとんどの自動運転業界に受け入れられている自律性の基準の、レベル 4またはレベル5に相当する「フル自動」ではない。マスク氏はそれを「自律的でありながらも必要に応じて人間の監督と介入を必要とする」能力を持つ車として設計している。一方、SAE規格ではレベル4とレベル5(「真の自動運転」と見なされることが多い)はドライバーの介入を必要としない。

それでも、ユーザーからの初期のフィードバックによれば、この技術は色々な点で印象的なようだ。とはいえ、いかなる種類の自動運転ソフトウェアであろうとも、公共の場で人間の監視なしにテストすることは、信じられないほど危険な行為に思える。マスク氏は、年末までにはベータ版を終えてFSD技術が広く展開されるはずだと述べているので、彼は間違いなくその性能に自信があるようだ。

値上げは、彼と会社が抱く自信の、また別の表れなのかもしれない。マスク氏は常に、後日手に入る技術開発に初期段階からお金を払ってくれるユーザーに対して割引を行うよう振る舞ってきたので、そうした意味でもこの段階で価格が上昇することには意味がある。またこれは明らかに、Teslaの利益率を高めるのために役立つが、同社は既にアナリストが予想する売上と利益の両方を上回る結果を達成している。

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カテゴリー:モビリティ
タグ:Tesla自動運転

画像クレジット:Christopher Goodney/Bloomberg / Getty Images

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(翻訳:sako)