東大発AIスタートアップTRUST SMITHが障害物回避型アームのアルゴリズムで特許取得

次の記事

SpotifyがApple Watchで直接ストリーミング再生可能に、iPhoneを持たずにランニングできる

TRUST SMITHは11月4日、人工知能を使った障害物回避型アームのアルゴリズム開発に成功し、特許を取得したと発表した。特許番号は特許第6765156号(P6765156)。独自技術を発明し社会実装することで、技術的優位性の高いビジネスを展開していくとともにに、最短経路で良いよい社会の実現を目指す。

同社は、社内の組織体制として「ラボ制」を採用。東京大学や京都大学をはじめとする学術機関に在籍あるいは卒業した研究員を中心に、当社独自のアルゴリズムの研究開発に取り組んでいる。OSSを活用したソリューションの提供ではなく、他社に模倣されない同社独自の技術を発明し社会実装することで、技術的優位性の高いビジネスを展開していくと共に、最短経路で良いよい社会の実現を目指す。

TRUST SMITHは、少子高齢化による労働人口減少に由来する「人材不足」、技術力への自負とIT導入コストへの懸念による「IT活用の遅れ」といった製造業での問題を解決すべく、人工知能を使った障害物回避型アームのアルゴリズム開発。これまで手作業で行っていたとされる工場などでのピックアップ作業を自動で行えるようになり、(1)人件費削減と労働力不足の解消、(2)データの蓄積と消費エネルギーの最適化、(3)作業のミス・災害の防止の実現を目指す。

開発に成功したのは、「リーマン計量」と呼ばれる微分幾何学の理論に基づくもの。空間内に存在する障害物を回避し、目的物へアプローチできるアルゴリズムという。アームから見た空間内の物体との距離、相対速度または相対加速度に応じて適切に場を計量できるため、障害物が動いていても安全に回避しながら、目的物に到達可能になる。

障害物回避型アームの活躍の範囲は多岐にわたり、従来人々が手作業で行ってきたあらゆる作業をサポートすることを期待している。具体的には、以下のような業界・業種において障害物回避型アームが自動で作業を行えるようになるとしている。

  • 製造業(金属製品/電子部品など):部品の分別、部品の溶接などの作業
  • 製造業(食品):食品の調理工程における作業全般
  • 農業:野菜や果物の最適な収穫時期の判定と収穫作業
  • インフラ(原油):原油配管の超音波非破壊検査作業
  • サービス業(卸・小売):食品スーパーにおける商品陳列作業
  • サービス業(空港):空港内手荷物のバックヤードにおける搭載・取降工程における作業

関連記事
東大発スタートアップTRUST SMITHが創業以来金融機関からの融資のみで総額1.1億円を調達

カテゴリー: 人工知能・AI
タグ: TRUST SMITH東京大学(用語)日本