セールス情報プラットフォームのSlintelが4.3億円を調達

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パンデミックの勢いが続く中で、企業は販売の最前線を探している。販売につながる可能性が最も高い顧客に関する、適切なデータを持っていることが、いまでは大きな促進手段になる可能性があるのだ。セールス情報ツールを構築する初期スタートアップ企業のSlintel(スリンテル)は、米国時間11月6日、420万ドル(約4億3000万円)のシードラウンドを発表した。

このラウンドは、Accelが主導し、Sequoia Capital Indiaや既存の投資家のStellaris Venture Partnersが協力している。同社は、2019年のプレシードラウンドを含めると、これまでに570万ドル(約5億9000万円)を調達したと報告している。

同社の創業者でCEOのDeepak Anchala(ディーパック・アンチャラ)氏は、企業のセールスチームやマーケティングチームが、幅広い市場をターゲットにしようとしているにもかかわらず、ほとんどの場合には、電子メールをはじめとする顧客とのコミュニケーション形式は変わらないままだと指摘する。この問題こそが、アンチャラ氏が、以前勤務していたスタートアップであるEightFold(エイトフォールド)とTracxn(トラクスン)のセールス担当者として、何よりも感じていた問題だったのだ。データの力を信じていた彼は、この問題を改善できると考えていた。そうして彼は、以前のポジションでは手に入らなかったセールスデータを提供するツールを構築するために、Slintelを起業したのだ。

「当社は、購入意欲の高い相手を特定することで、お客様のデータ不足を解決できるよう支援することに重点を置いています。例えば私たちはセールスチームやマーケティングチームに対して、製品やサービスを購入する可能性が最も高い相手が誰かを、そして今から2カ月または6カ月先ではなく『いま』製品を購入する可能性が最も高い相手が誰であるかを伝えることができるのです」とアンチャラ氏は説明した。

彼らは必ずしも明白ではない兆候をみることでこれを実現しているが、セールスチームに対して、相手企業の重要な情報や相手がすぐにでも購入する可能性があるかどうかを伝える。彼は、どんな企業でも技術的に追跡可能な足跡(フットプリント)を残しているのだと語る。例えばSECへの申告書、年次報告書、求人情報などのデータなどだ。

「現在は、企業が特定の製品を使用することによって、膨大な量の足跡がオンラインに残されていきます。そこで、当社のアルゴリズムは、約1500万社の企業で使われている製品を、私たちが特定できるさまざまなソースから割り出してマッピングしているのです。そのすべてを毎週追跡しています」と彼はいう。

現在、同社は45人の従業員を抱えているが、2021年末までにその数を倍増させる見通しだ。アンチャラ氏は会社を創り上げていく過程で、特に移民の創業者として、多様で包括的な組織を構築したいと考えている。

「現代の企業にとって、重要な成功の1つは、多様性があることだと思っています。私たちはグローバルにチームを抱えていますが、米国とインドのチームのそれぞれを活用したいと考えているのです。次の採用フェーズでは、より多様な候補者、より多くの女性従業員、異なる国籍の人びとを雇用することを検討しています」と彼はいう。

2018年に設立され、2019年にステルス状態から浮上した同社は、合計100社の企業顧客を抱えている。そのほとんどの顧客が、今年、新型コロナウイルスによってセールスプロセスをより効率的にすることを迫られた企業たちなのだ。

カテゴリー:ソフトウェア
タグ:Slintel資金調達マーケティング

画像クレジット:Teera Konakan / Getty Images

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(翻訳:sako)