専門家チームによる自閉症治療センターのネットワークSpringtideが18.8億円相調達

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米国では子どもの54人に1人が自閉症スペクトラム障害と診断されており、そのように診断された患者の治療方法は、発病率の高さと同じぐらい深刻な問題になっている。

Jia Jia Ye(ジア・ジア・イェ)氏とヘルスケアスタートアップのスタジオRedesign Healthのチームが、新たなスタートアップSpringtide Child Developmentのための最近の資金調達ラウンドで1800万ドル(約18億8000万円)を調達できた理由も、そこにある。

これまでOneMedicalやOscarで長年ヘルスケア企業の役員を務めたイェ氏とRedesign Healthのチームは、2年前に新しいビジネスの可能性について話を交わした。そしてイェ氏によると、彼らの目に映るニーズの高さから、自閉症のケアに的を絞ることになった。

「こんなに早く決められたのは、この分野は供給と需要のアンバランスさがあまりにも明白だからだ」とイェ氏はいう。

簡単にいうとSpringtideはコンシエルジュ的な医療サービスと、Sylvan Learningのような早期保育および教育を組み合わせたビジネスモデルにより、専門家とRBT(Registered Behavioral Technician)のセラピストチームによる自閉症のケアを提供する。

できるだけ多くの人がSpringtideのサービスを利用できるために、同社は民間の保険とMedicaidの両方を受け入れる。

現在、同社のクリニックはコネチカット州に1つあり、リモートと対面の両方でサービスを提供している。計画では今回得た資金により米北東部に数カ所のクリニックを開く予定だ。

同社の施設と治療サービスをイェ氏とともに設計したTiva Pierce(ティバ・ピアース)博士は、以前Constellation Health Servicesで、学校を通じて行動と体のヘルスケアを提供していた。

直接対面のサービスを提供していた企業の多くがそうであるように、Springtideもパンデミックによるロックダウンが北東部を襲うとともにリモートでのケアに変更せざるを得なかった。

画像クレジット:Thetaree Sarmkasat iStock / Getty Images Plus

同社の料金はMedicaidでは1時間46ドル(約4820円)、一般の患者で1時間50〜60ドル(約4230〜6280円)だ。ただし家族が実際に払うのは保険の自己負担分と控除額だけだ。

このようなサービスを必要とする人がもっと多くアクセスできるためには、Medicaidを優遇することが必要だった、とイェ氏はいう。

彼女によると、すでに米国の家族は行動療法ABAセラピーに約170億ドル(約1兆7800億円)を支出している。自閉症関連の問題に対する全体的な支出は、680億ドル(約7兆2000億円)に達する。

今回、Deerfield ManagementやOptum Venturesなどから得た資金は、同社の規模と人員の拡張に充てられる。現在の社員は約30名だ。

DeerfieldのパートナーでマネージングディレクターのJulian Harris(ジュリアン・ハリス)氏は、投資家としての見方を次のように述べている。「自閉症ケアの市場は急成長しているが、統一性がなく、ばらばらで野放しだ。一貫性があって上質なケアにアクセスすべき子どもと家族にとって、これは困った状況である。Springtideは必要なものがすべて一カ所にある学際的なケア体験を提供し、ひとつのセッティングの中に何でもあるケアを求める子どもと家族に、テクノロジーによる総合的なサービスを提供できる。結果の定量化にも力を入れているので、Springtideはケアとリサーチのためのプラットホームにもなり、最終的にはこの分野の最高水準を確立するだろう」。

【更新】
Spingtideの調達額は既報では1560万ドル(約16億3000万円)となっているが、(約18億8000万円)が正しい。

カテゴリー:ヘルステック
タグ:資金調達

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa