インド小売最大手のReliance Retailが家具通販のUrban Ladderを約25.5億円で買収

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Reliance Retail(リライアンス・リテイル)は家具通販スタートアップUrban Ladder(アーバン・ラダー)の過半数株式を取得し、インド最大の小売チェーンとしてAmazon(アマゾン)、Flipkart(フリップカート)との戦いに向けてeコマースを強化した。

現地証券取引所への申請書類で、Reliance RetailaはUrban Ladder株式の96%を約2443万ドル(約25億5000万年)で取得したことを明らかにした。インドの小売最大手は、設立7年半のスタートアップから残りの株式を購入する権利を保持しており、2023年12月までに追加で1006万ドル(約10億5000万円)を投資する提案をしたと語った。

2012年4月設立されたUrban Ladderは家庭用の家具および装飾品をオンライン販売(未訳記事)おしている。同社はインドのいくつかの都市で実店舗の小売チェーンも展開している。買収条件からみて投げ売りだったことを思わせる。

Urban Ladderはこれまでに1億1500万ドル(約120億2000万円)をSequoia Capital、SAIF Partners、Steadview Capital、MITを始めとする投資家から調達したとCrunchbaseとTracxnは示している。2020年3月までの会計年度で、インドのスタートアップは5820万ドル(約60億9000万円)の売上で663万ドル(約6億9000万円)の損失を計上した。

Reliance Retailはこの投資について「グループのデジタルおよび新たなコマースへの取り組みを可能にし、グループが提供する消費者製品ラインアップの幅を広げるとともに、小売事業全体のユーザーエンゲージメントと体験を向上させるものです」と声明で語った。

Urban Ladderの買収に先駆け、Reliance Retailは2020年にFuture Groupと34億ドル(約3554億8000万円)の契約を完了し、インド第2位の小売チェーンから事業のいくつかを買収した。8月には医薬品マーケットプレイス、Netmedsの親会社であるVitalicを約8320万ドル(約87億円)で買収した(未訳記事)。

Reliance RetailはReliance Industies(インドで最大評価額の会社)の傘下にあり、この数カ月で約64億ドル(約6691億1000万円)を調達した。姉妹子会社のJio Platforms(ジオ・プラットフォームズ)は、Facebook(フェイスブック)、Google(グーグル)らの著名投資家から合計200億ドル(約2兆910億円)以上を獲得している。

Reliance Retailaは、インドの6500を超える市町にある1万近い店舗を通じて、毎週350万人以上の顧客に対応しているほか、Jio PlatformsとのジョイントベンチャーであるJioMartでeコマース事業にも参入している。JioMartは現在200以上のインド市町に進出しており、フェイスブックとの提携によってWhatsAppとの統合も果たしている。

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カテゴリー:ネットサービス
タグ:Reliance Retail買収eコマース

画像クレジット:Dhiraj Singh / Bloomberg / Getty Images

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook