ワイン愛好家の日常を大きくアップグレードするAveineのスマートワインエアレーターが登場

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現在この国に住む多数の人々と同じく、読者の多くには今ワインを飲みたくなる理由がたっぷりとあることだろう。そんな人々に知ってもらいたいのがAveine Smart Aeratorだ。このガジェットはフランスのスタートアップが開発したもので、可変式のインスタントエアレーションと、任意に選んだワインに適正なエアレーション量を決定するための対応アプリプラットフォームを提供する。Aveine Smart Aeratorはプレミアムな価格設定だが、この製品が生み出す価値は驚きにあふれている。

製品の概要

Aveine Smart Wine Aeratorは、ほかの多くのスタートアップデバイスと同様、クラウドファンディングプロジェクトとして誕生した。フランスを拠点とするチームは、2018年にキャンペーンを終了して資金目標に到達、その後数年をかけてデザインの完成、製作、出荷を進めた。同製品はオリジナルのフルパフォーマンス版が449ドル(約4万7千円)、今年導入されたエッセンシャル版は最大エアレーション時間が半分(フルパフォーマンス版の24時間に対し12時間)となり299ドル(約3万1千円)で提供されている。このエッセンシャル版をここでレビューする。

どちらも基本は同じである。エアレーションしたいボトルを開けた後、その上に装着し、Bluetooth経由でiOS およびAndroid用のAveineアプリと接続。アプリを通してワインのラベルの写真を撮ることができ、その写真をデータベースと照合し、最適なエアレーション時間にAveineを自動的に設定する。照合するデータベースは確実に増え続けているようだ。

画像クレジット:Aveine

実際には、筆者がテストしたワインのほとんどがデータベースには入っていなかった。しかしそれはAveineの想定範囲内で、ワインのヴィンテージ、使用されているブドウ、地域、オーガニックかバイオダイナミックかなどの情報を簡単な質問形式で提供することにより、最適なエアレーション時間を概算してくれる。また、エアレーションを手動に設定し、少量の味見をしながら好みの加減を見つけることもできる。

Aveineの製品には、Smart Aeratorを持ち運ぶソフトケースと、標準的なUSBウォールプラグまたはマイクロUSB経由で接続する充電スタンドが付属している。内蔵バッテリーの持続時間は約12時間。ワインを注ぐときに内蔵モーターが作動して必要な空気を一気に注入する仕組みで、エアレーションが使用されるのはそのときだけだ。

デザインと性能

Aveineはかなり重く感じられるが、スマートな内部構造が小さなデバイスの中に快適に収まるように多くの工夫が施されていることがわかる。ほとんどのワインボトルの上部に簡単にフィットし、特別な取り付けプロセスを必要とせず、注ぐ際にもぴったりと装着されている。スワイプするとタッチスクリーンが起動し、調整可能なエアレーションスクリーンがシンプルな白黒で表示される。

使い方は簡単で、そもそもアプリを必要としない。好みのエアレーションレベルにスケールを合わせて注ぐだけ。ボトルを傾けると自動的に通気が始まり、ワインが流れる間にモーターが空気を注入しているのが聞こえてくる。アプリを使う場合は、アプリがエアレーターの接続を誘導してくれる。ディスプレイをアクティブにした状態でデバイスを起動すると、デバイスがスマートフォンのBluetooth範囲内にあればすぐにアプリのデバイスリストに表示される。

Aveineアプリのデータベースにワインが登録されている場合、ラベルの写真を撮ると推奨エアレーション時間が表示され、エアレーターに接続している場合は自動的にその値に設定される。前述したとおり、データベースにない場合はワインに関するいくつかの質問に答えることで、推奨されるエアレーション時間を教えてくれるが、これもデバイスに接続されていれば自動的に設定される。

画像クレジット:Aveine

ここからは性能について。Aveineの提示価格を見ると値段の高さに驚くだろう。筆者も同じ思いを抱いた。しかし、実際にスマートエアレーターを使用してみることでその価値が証明された。どんなワインでも、デキャンタに移して何時間も放置することなく味が格段に良くなるのだ。

科学的なテストとは言えないが、ソーシャルディスタンスを保っての会を通じて、Aveineでエアレーションされた複数のボトルを楽しんだ友人や家族の幅広い層に調査を行ったところ、全員がエアレーションテストの前後で大幅な改善が見られたと感想を述べている。調査した中で少なくとも1人の人物が、その経験をもとにすぐにAveineを購入している。

エアレーションを適正化するために、レベルを調整したり、味の比較テストをしたりと、ちょっとした実験をしなければならないこともあるが、それも楽しみのひとつとなる。

総合評価

エアレーターガジェットは豊富にあり、地元のワインショップで100ドル(約1万円)弱で安く手に入ることも多いが、筆者が初めて試したエアレーターであるAveineは初心者にもプロにもその効果を納得させることができる製品で、その違いは明白だ。高額かもしれないが、その見返りとして得られるのはワイン愛好家の日常を確実に向上させるデバイスであり、あまり関心を持たない層からも新たなワイン愛好家を生み出すことだろう。

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カテゴリー:ハードウェア
タグ:ガジェット レビュー

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(翻訳:Dragonfly)