BlackBerryの株価が急上昇、車両用センサーデータ統合でAWSと提携

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Amazon Web Services(AWS)と提携して車両データの統合とモニターを行うプラットフォームIVY(BlackBerryリリース)の共同開発と販売を行うとのニュースで、BlackBerry(ブラックベリー)の株価が取引開始直後から急上昇した。

BlackBerryの株価は、ニューヨーク証券取引場の取引開始のベルが鳴ると同時に35%、つまり2.11ドル(約220.35円)上昇。これは、スマートビークルサービス市場の可能性と、BlackBerryが重視する事業の運勢を強める能力がAmazon(アマゾン)の事業にあることの両方を示すサインだ。

誰もが認めるスマートフォン市場の重鎮であったBlackBerryは、業務用のセキュリティと情報統合サービスのプロバイダーに転身した。そしてその転身の過程で、同社はアマゾンのウェブサービス事業を引き寄せた。

パンデミックに襲われる前の2020年1月、両社は初めて提携を発表し、BlackBerryは車載アプリケーションのためのネットワーク接続による車両の安全およびセキュリティサービスをAWSと共同で行う(BlackBerry広報資料)と話した。

5年前に初登場したBlackBerryとAWSに対応したQNXサービスは、現在すでに1億7500万台の車両で使われている(BlackBerryリリース)。

「この5年間で、当初6000万台の自動車に貢献してきたBlackBerry QNXテクノロジーは、本日の発表のとおり1億7500万台以上に採用されるまでになりました。ほぼ3倍の伸びであり、これは現代の主要自動車メーカーとその一次供給業者が、BlackBerryと開発段階の次世代車両に向けて安全で確かなソフトウェアを提供する私たちの能力を、変わりなく信頼してくれていることの証です」と、BlackBerryの会長でありCEOのJohn Chen(ジョン・チェン)氏はいう。

カナダのウォータールーに拠点を置くBlackBerryの最新の自動車用接続サービスは、自動車メーカーが、異なるメーカーの装置から送られる車載センサーのデータを読み出し、正規化し、そこから有用な情報を引き出して、リモートでも車内でも利用できるようにするというものだ。

IVYソフトウェアシステムは車載システムで走らせることができるが、道路状況、ドライバーの運転技術、電気自動車ならバッテリーの消費量などの情報をドライバーに示すようクラウドから設定することも可能だ。

またBlackBerryのツールキットを使うことで、自動車メーカーは幅広い開発者集団と協力して車の性能を最適化したり、整備費用を節約したり、ソフトウェアのアップデートをリモートで行うといった新サービスの開発ができるようにもなる。

「データと接続性は、自動車業界に新たなイノベーションの道を拓きます。BlackBerryとAWSは共通のビジョンを持ち、自動車メーカーと開発業者によりよい見識を与え、新しいサービスを顧客に提供できるようにします」とチェン氏は声明の中で述べている。「このソフトウェアプラットフォームは、車内体験に発明の時代を招き、新しいアプリケーション、セキュリティ、機会を安全性、セキュリティー、ユーザーのプライバシーを犠牲にすることなく提供することを約束するものです。私たちは、AWSとのつながりを拡大し、このビジョンを実現させ、BlackBerry IVYをお届けできることを嬉しく思っています」。

その一方で、ネットではこんなジョークも飛んでいた。

Tero Kuittinen「市場があんまり熱いのでブラックベリーが煮えてる」

カテゴリー:モビリティ
タグ:BlackBerryAmazonAWS

画像クレジット:BlackBerry

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(翻訳:金井哲夫)