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​​Alphabet傘下のLoonが開発した成層圏気球はGoogle AIの力で自ら最適なナビで飛行

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​Alphabet(アルファベット)のLoonは、数年前からアルゴリズムを使って成層圏気球の飛行を最適化しており、その結果として上空で過ごした時間の記録を作っている。​しかし、同社は現在、はるかに優れた可能性を秘める新たなナビゲーションシステムを展開しており、真の強化学習AIを使ってナビゲーションを、人ではできなかったほど最適化する方法を自らに教えている。

同社によると、Loonが開発した新しい強化学習システムが、実際の航空宇宙分野の製品で使われるのは航空機で使われるのはこれが初めてだという。開発したのはAlphabetのモントリオールにあるGoogle AIの部門で、2年以上前のことだ。これまでのアルゴリズムによる航行ソフトウェアと違い、これは航路を完全にマシンが決定する。マシンは人が作ったシステムよりもはるかに速く、効率的に気球にとって最適な飛行経路を計算する。気球が以前よりも同じ距離、またはより長い距離を移動するために消費する電力が大幅に削減される。

どうやってLoonは、それがより良い航路であることを知るのか?実は彼らは新しいAIナビを、人間のアルゴリズムを使う前のシステムと競争させて、太平洋上で39日間テスト飛行をした。その結果、強化学習モデルは、従来のシステムよりも少ないエネルギーで、Loon気球をより長時間連続的に目標エリアの上空に浮かせ続け、チームがこれまでに見たことも考えついたこともない新しいナビゲーションの動きを考え出した。

​このテストや他のテストで目覚ましい成功が証明された後、Loonは実際にすべての成層圏気球にそれを展開し、現在、ケニアの商業顧客にサービスを提供するためにアフリカの一部に展開している。

​これは強化学習を使用して、実際の環境で使用されるより良いパフォーマンスを積極的に学習、生産能力で動作し、有料顧客にサービスを提供する実際のハードウェアのパフォーマンスを制御するAIシステムの数少ない実際の例の1つです。​これは目覚ましい成果であり、間違いなく航空宇宙やその他の分野で注目されるだろう。

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カテゴリー:人工知能・AI
タグ:​AlphabetLoon

画像クレジット:Loon

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa