SFのようにロボットがその人に合わせた料理を作る自動化食堂Karakuri

次の記事

Boltが第4世代キックボードを発表、事故や危険走行を検知するセンサーを搭載し安全性重視

先週私は、長年SFが描いてきたように、新しい種類のロボットがどのようにして私たちに料理を作り提供することができるのかを、自分自身の目で見ることができた。米国時間12月3日、食品ロボットスタートアップのKarakuri(カラクリ)が、料理を作る初めての自動化食堂を発表した。「DK-One」(DKワン)という名のロボットだ。また同時に同社は、firstminute capitalが主導し、Hoxton Ventures、Taylor Brothers、Ocado Group、英国政府が支援するFuture Fundからの資金提供を含む、630万ポンド(約8億8000万円)の資金調達も明らかにした。これによって、同社は合計1350万ポンド(約18億9000万円)を調達した。

Karakuriのロボットシステムは、当初は朝食用ボウル(シリアルなど)を用意するために設計されていた。しかしこの技術は、この先レストラン、学生・社員食堂、ビュッフェ、ホテル、スーパーマーケットなどの、多くのシナリオで採用されることになるだろう。野菜工場などにも導入されるかもしれない。それが持つ際立った強みは、徹底的にオーダーメイドされた食事を生み出すことで、「パーソナライズされた栄養」を手の届くものにできることだ。ロボットが料理を用意する映画を何か覚えているだろうか?要するにそれだ。

また、人間が作る食事に比べて、ロボットが本来持っている清潔さや効率の良さから、ポストコロナの世界では、この技術が受け入れる可能性が高い。とはいえ、Karakuriは人間に取って代わるものではなく、人間の能力をフォローするためのものだ。通常ならロボットの方がはるかに適している低レベルの仕事に、長く従事しなければならないキッチンスタッフに代わって、退屈で反復的な仕事を引き受けることになる。

DK-Oneロボットは、最新のロボット技術、センシング技術、制御技術を駆使したKarakuri初の試作マシンである。それは、栄養上の利点やレストランのパフォーマンスを最大限に引き出し、食品の無駄を最小限に抑えながら、高品質の温かい食事と冷たい食事を用意することができる。

ポストコロナの制約の中で、顧客サイトにおけるDK-Oneのさらなるテストは、2021年前半に実施される予定だ。

DK-Oneロボットは、円形の筐体の内部を猛スピードで移動し、顧客が好みに合わせてアプリで調整し決定した食材を、毎回正確に計量する。つまり誰でも、食事を注文する際に毎回の食材、栄養素、カロリー、量をそっくりそのまま把握できるようになるということだ。

1台の装置あたり最大18種類の食材を扱うことが可能で、各食材は適温に保つことができる。ウェットフード、ドライフード、ソフトフード、ハードフードを含むあらゆる種類の食材を、お皿、ボウル、または様々な食器に投入することができる。

それは非常に正確に行われるため、食品廃棄になる部分を削減し、リアルタイムで食材のデータを得ることができる。利益率の少ないレストランのオーナーは、こうしたロボットを反復作業に利用することで改善を行うことができるだろう。つまり他の従業員たちに、より複雑で実りある充実した仕事を任せるられることを意味している。これは既存の業務用キッチンにも簡単に取り入れることが可能だ。

Karakuriの共同創業者でCEOのBarney Wragg,(バーニー・ラッグ)氏は声明の中で次のように述べている。「今回が、DK-Oneの商業的ならびに栄養的便益性を実際の世界で実証するための、試作機を使う最初の機会になります。これを通して、私たちの食の未来のビジョンを示すことができることでしょう」。

Karakuriは、以前ARMで一緒に働いていた長年の友人であり同僚でもあるSimon Watt(サイモン・ワット)氏とラッグ氏によって創業された。2018年4月にはFounders FactoryのベンチャースタジオがKarakuriに出資し、Brent Hoberman(ブレント・ホバーマン)氏が会長として取締役会に参加し、共同創業者にも加わった。

カテゴリー:ロボティクス
タグ:Karakuriレストラン、資金調達

画像クレジット:Karakuri

原文へ

(翻訳:sako)